i-FILTERサーバ複数台で構成する場合のライセンス数と障害時の考え方

i-Filterサーバのライセンスの考え方について、意外と知らないという人がいると思いますので、共有します。 システムを冗長構成とする場合、i-Filterサーバを2台以上で構成することになると思います。その場合のライセンスの考え方について、以下の公式サイトについて書かれています。

 

「i-FILTER」複数サーバーで運用する場合、「利用ライセンス数」はどのように登録すればよいですか

https://www.pa-solution.net/daj/bs/faq/Detail.aspx?id=2861&dispNodeId=

 

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対応バージョン: i-FILTER Ver.8 Ver.9 Ver.10
対応OS: すべてのOS

ひとつのライセンスで複数の「i-FILTER」を運用する場合、サーバーごとに
枝番(末尾2桁の数字)が異なるシリアル番号が必要となります。

各「i-FILTER」サーバーのユーザー登録画面では、「利用ライセンス数」の合計が、
ご契約のライセンス数以下になるよう調整してください。

すでに1台のサーバーにご契約のライセンス数をすべて登録している場合は、
「i-FILTER」の管理画面 "ユーザー登録・確認" から、「利用ライセンス数」 を
減らしてから上書き登録を行うことでライセンスの調整が可能です。

【「ユーザー登録・確認」画面】
(1)i-FILTER管理画面に"root"でログインします。
  (初期パスワード"password")

(2)[システム / ユーザー登録・確認]ページに移動します。
  ※「Ver.9」は[システム設定 / ユーザー登録・確認]

【登録方法】
ご契約のライセンス数が「1000」の環境で、2台のi-FILTER を管理する場合、
以下の様に「500」ずつ登録します。

 <1台目>


 <2台目>


スタンバイ機のように通常時は稼働されないサーバーに対しても
複数台運用であれば「利用ライセンス数」を分けて登録する必要があります。

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また、i-Filterはデバイスラインセスになり、端末が500台いる場合は、500デバイス分のライセンスを購入します。そして、サーバが2台いる場合は、250ずつ設定する形になります。

 

合計数が購入ライセンス数を超えると通知されるようです。 そして、もう一つ分かりにくいのが障害時です。サーバに登録したライセンスは全体としてデジタルアーツにインターネットを通じて管理されているので、サーバ障害が発生して、一台に登録してあるライセンス数が総数に達していなくても問題はないそうです。