RedHat Linux8のスワップ領域の推奨はファイルではなくパーティション

最近、Linuxを触る機会が減ってきたので、久しぶりにLinuxネタですが、今回はスワップ領域についてになりますが、今の新しいOSはRHEL8になりますので、まずは公式情報から。

 

第11章 スワップの使用 Red Hat Enterprise Linux 8 | Red Hat Customer Portal

 

AWSから提供されているLinux のAMI には、SWAPが設定されていないという情報があり、その場合には、ファイルを作成して対応するという手順をよく見ます。

 

では、オンプレミスで構築した場合の推奨はどうなるかというと、

 

Linuxスワップ領域 は、物理メモリー (RAM) が不足すると使用されます。システムに多くのメモリーリソースが必要で、RAM が不足すると、メモリーの非アクティブなページがスワップ領域に移動します。スワップ領域は、RAM が少ないマシンで役に立ちますが、RAM の代わりに使用しないようにしてください。

 

スワップ領域はハードドライブにあり、そのアクセス速度は物理メモリーに比べると遅くなります。スワップ領域の構成は、専用のスワップパーティション (推奨)、スワップファイル、またはスワップパーティションスワップファイルの組み合せが考えられます。

 

専用のスワップパーティション (推奨)とあります。Linux7は確かファイルになっていたと記憶しましたが、今度、実機で確認してみたいと思います。

 

手元にLinux8がないので、CentOS8になりますが。

 

 

そして、SWAP領域のサイズについて。

 

過去数年、推奨されるスワップ領域のサイズは、システムの RAM サイズに比例して増加していました。しかし、最近のシステムには通常、数百ギガバイトの RAM が含まれます。結果として、推奨されるスワップ領域は、システムのメモリーではなく、システムメモリーのワークロードの機能とみなされます。

 

たまに、100GB以上のメモリを搭載していて、スワップ領域をこの1.5とか2倍に設定しているところがありますが、そういった構成は不要と判断できます。

 

「システムの推奨スワップ領域」 の推奨では、メモリーが少ないシステム (1 GB 以下) で特に重要になります。このようなシステムで十分なスワップ領域を割り当てられないと、不安定になる問題が生じたり、インストールしたシステムが起動できなくなる可能性があります。

 

以前も議論になりましたが、基本はスワップ領域を頼らない十分なメモリの割り当てが重要と言えますね。