Hyper-Vに限らない話ですが、Windowsサーバのライセンスの考え方って意外と難しいので、誤って理解している人って結構いる気がしますというか私がまさにそうでした。
例えば、Hyper-Vを構築するようにWindows Server 2016のDataCenterエディションのサーバーライセンスを購入したとします。その場合は、よくゲストが立て放題という話を聞きますよね。
一方で、Standardエディションの場合は、よくサイトなどで稼働できるゲストOSの数が2台までという表現がされています。これがそもそも、誤った知識を持つ理由となるんですが、多くの人は、Standardエディションの場合は、仮想マシンは2台までしか稼働できないと思っているのではないでしょうか。
私も仮想インスタンスの実行権という言い方をしていることが多いので、誤って理解していましたが、これは2台までしか起動できないという意味ではありません。
Standardエディションのライセンスで2台までゲストOSを利用できるという意味になります。つまり、2台まではそのライセンス含まれるのでライセンス費用がいらないということになります。
ただし、Hyper-Vとして使わない場合は、当然ながらその限りではありません。また、2016ではなく、Windows10をゲストOSとして起動させる場合は、Windows10のライセンスは対象外となるので、別途必要になります。
続いて、プロダクトキーですが、それは物理サーバのプロダクトキーを登録すればOKです。一応、参考までにDellサーバの場合です。2016の最近の情報がなかったのですが、2012 R2は物理と同様のプロダクトキーを入れるとありますね。
[Windows] ハイパーバイザー上のゲストOSのライセンス認証に使用するProduct Keyについて
購入時にメーカーや代理店に確認したほうがいいですが、登録するプロダクトキーについては、注意が必要ですね。会社にあるから別のプロダクトキーを使いまわすとかは問題になる可能性もありますので。