vSphere Client (HTML5)の仮想マシンコンソールに文字が2回連続で入力される

vSphere Client (HTML5)の仮想マシンコンソールに文字が2回連続で入力される事象を経験しました。環境としては、ESXi6.7の環境になります。

 

調べたところ、以下のKBがヒットしました。

 

リモート コンソールでの入力時に文字が繰り返される (196)

https://kb.vmware.com/s/article/196?lang=ja

 

リモート コンソールへの入力時、意図しないキーストロークが繰り返されるという内容です。

 

解決方法
広範囲または低バンド幅の接続を使用している場合、ネットワーク上の遅延が長いために仮想マシンの自動繰り返しが起動されることがあります。

この効果を削減するには、リモート コンソールの自動繰り返しに必要な時間のしきい値を増やします。

仮想マシンをパワーオフします。
仮想マシンの設定 (.vmx) ファイルの末尾に以下のような行を追加します。

keyboard.typematicMinDelay = "2000000"

遅延はマイクロ秒単位で指定します。上の例の行では繰り返し時間を 2 秒に増やしています。これで、意図的に変更しない限り自動繰り返しは起きません。
 
仮想マシンをパワーオンします。

 

 

vSphere Client (HTML5)を使用して変更を行うには:

仮想マシンをパワーオフします
仮想マシンを右クリックし、設定の編集 を選択します。
仮想マシン オプション > 詳細 > 設定パラメータ > 設定の編集 をクリックします。
設定パラメータの追加 をクリックします。
[名前] に keyboard.typematicMinDelay と入力します。値 フィールドには 2000000 と入力します。
OK をクリックします。
仮想マシンをパワーオンします。

vSphere Web Client (FLASH)を使用して変更を行うには:

仮想マシンをパワーオフします
仮想マシンを右クリックし、設定の編集 を選択します。
仮想マシン オプション > 詳細 > 設定パラメータ > 設定の編集 をクリックします。
[名前] に keyboard.typematicMinDelay と入力します。値 フィールドには 2000000 と入力します。
追加 をクリックします。
OK をクリックします。
仮想マシンをパワーオンします。

 

ちなみに、VMRCで操作を切り替えたら事象が改善しました。

 

徹底攻略VCP-DCV教科書 VMware vSphere7対応 徹底攻略シリーズ