vSphere Web Client 仮想マシンコンソールの同時接続数を制限する設定

VMwareによる仮想化環境で、仮想マシンを操作する時に、vCenterサーバーの仮想マシンコンソールを使用する事があると思います。


その場合、複数のユーザーで同じ仮想マシンの画面を同時に見る事ができますよね。


デフォルトで、コンソールの同時接続数が「40」に設定されている為ですが、これだとセキュリティ的に問題になる場合があります。


例えば、管理者が操作している内容を、別のユーザーが閲覧できるなどです。


また、複数のユーザーで同時に設定変更などもさせたくないなどの要件もあるかもしれません。セキュリティなどが厳しい場合は、この設定を変更することもあります。

 


その場合は、vSphere Web Clientでこの同時接続数を変更する事ができます。

 

>>仮想マシンへのコンソールを開こうとすると、次のエラーで失敗する: MKS に接続できません:接続制限 0 に達したため、仮想マシンへのコンソール アクセス権を付与できません。 (2096560)


設定変更する方法は、上記KBを参考にしました。


以下は変更方法の抜粋です。

 

vSphere Web Client へのセッションを開きます。

https:// vcenter_server_name:9443/vsphere-client

 

①接続した後、影響を受けた仮想マシンを右クリックします。
②構成 > 設定の編集 をクリックします。
仮想マシン オプション をクリックします。
VMware リモート コンソールのオプション をクリックした後、この仮想マシンへの同時接続数を制限 を選択解除します。
⑤OK をクリックします。
⑥vSphere Client で、仮想マシンへの新しいコンソール ウィンドウを開き、確認します。

 

上記は、制限を解除する方法ですが、数字を「1」に変更する事で、コンソールを複数のユーザーで開く事ができなくなります。


また、以下の方法でも設定を変更する事ができます。

仮想マシンの構成パラメータにエントリを追加するには、次の手順を実行します。

仮想マシンをパワーオフします。
②影響を受けた仮想マシンを右クリックして、設定の編集 をクリックします。
③オプション タブをクリックし、詳細 の下の 全般 をクリックします。
④構成パラメータ をクリックします。
⑤RemoteDisplay.maxConnections という名前のエントリを検索します。

エントリが存在する場合、値を 1 以上に設定します。
エントリが存在しない場合は、行の追加 をクリックして、パラメータを追加します。パラメータの詳細は次のとおりです。

名前: RemoteDisplay.maxConnections
値: 10

注:値は 1 以上に設定できます。

仮想マシンをパワーオンします。

 

まぁ、通常は敢えてここを制限する必要はないと思いますが、運用が厳しい現場の場合は、設定することもあるかもしれません。ちなみに、私の経験上はここを設定したことはありません。 

 

このコンソールの共有の設定はどこでするの?という方は、参考にしてみてください。