vCenter Server、ESXiのライセンス有効期限切れの動作影響について調べてみました。まずは公式の情報から。
ライセンスと評価期間の有効期限切れ
上記URLによると、ライセンスと評価期間の有効期限が切れると、vSphere 環境で特定の操作を実行できなくなりますとあります。以下は抜粋です。
ESXi ホストの場合、ライセンスまたは評価期間の有効期限が切れると、ホストが vCenter Server から切断されます。パワーオン状態のすべての仮想マシンの実行が継続しますが、パワーオフ状態の仮想マシンをパワーオンすることはできません。すでに使用されている機能の現在の設定を変更することはできません。ホストが評価モードだったときに使用されないままだった機能は使用できません。
vCenter Server システムのライセンスまたは評価期間の有効期限が切れると、すべてのホストがその vCenter Server システムから切断されます。
すべてのソリューションの仕様により、ライセンスまたは評価モードの有効期限が切れた場合の結果が決まります。
ESXi ホストの場合、ライセンスまたは評価期間の有効期限が切れると、ホストが vCenter Server から切断されるとあります。これ自体は仮想マシンには影響がないですが、パワーオフ状態の仮想マシンをパワーオンすることはできなくなるそうです。これは影響がありますね。
上記は評価版を利用した場合の動作になります。よく簡易環境などで動作確認をしたい場合は、評価版で構築して利用することがありますが、有効期間があるので注意が必要ですね。
ちなみにライセンスが入っていて有効期限なしになっているものは、動作には特に影響がないです。また、ライセンスのサポート期限については、ポータルサイトにログインして確認することができます。
この評価版のライセンスという考え方はWindowsサーバにも同様のことが言えますね。評価版は有効期限が切れると1時間ごとにシャットダウンされてしまいます。製品版だと通知モードになります。