Windows Server 2016へログイン時にBIOSモード(BIOS、UEFI)を確認するコマンド

以前、かかわった案件で、サーバーOSをインストールするディスクサイズが2TBを超えていて、 OSをインストールできずにトラブルを経験しました。原因としては、PCの標準ファームウェア インターフェイスの問題で、2.2TB以下のディスクサイズでは、従来のBIOS、それ以上であれば、UEFIを使用する必要があります。

 

おそらく最近の環境では、あえてBIOSで構築することはまずないと思いますが、仮想環境で仮想マシンを構築する場合は、デフォルトでUEFIになっていないケースがあるので注意してください。これが、BIOSだから処理能力がでないということは聞いたことがないですが、最近はディスクの大容量化が進んでいるので、注意が必要です。

 

確かWindowsLinuxで初期の設定がESXi6.7で異なった記憶があるのでご注意を。


通常、PC起動時のブートデバイスメニューでBIOSUEFIかを選択できるようになっています。前回は、OSをインストールするパーティションを論理ディスクを分割し、2.2TB以下にする事で、対応しました。


UEFIについての詳細は、マイクロソフトの公式サイトを参照してください。

※リンクが切れており、以前の情報です

 


UEFIのメリット】

▼ブートキット攻撃に対する起動前 (プリブート) プロセスの保護によるセキュリティの強化。
▼起動時間と休止状態からの復帰の時間の短縮。
▼2.2 TB を超えるドライブのサポート。
▼システムがスタートアップ時に 172 億 GB を超えるメモリをアドレス指定するために使用できる、最新の 64 ビット ファームウェアバイス ドライバーのサポート。
UEFI ハードウェアで BIOS を使用する機能。

 

最新のURL

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/design/device-experiences/oem-uefi

 

UEFI の特典
UEFI 2.3.1 仕様に準拠したファームウェアには、次のような利点があります。
セキュアブート、Windows Defender Device Guard、Windows Defender Credential Guard、Windows Defender Exploit Guard などの Windows 10 のセキュリティ機能をサポートする機能。 すべての UEFI ファームウェアが必要です。
起動時間と再開時間が短縮されます。
大容量のハードドライブ (2 テラバイトを超える) と、4つ以上のパーティションを持つドライブをより簡単にサポートできるようになります。
マルチキャスト展開のサポート。これにより、PC の製造元は、ネットワークやイメージサーバーを使用しなくても、複数の Pc で受信できる PC イメージをブロードキャストできます。
UEFI ファームウェアドライバー、アプリケーション、およびオプション Rom のサポート。


そして、この設定が現状どうなっているのかを確認するのに、便利なコマンドがあります。


それは、”msinfo32”です。


コマンドプロンプトなどで実行してもらうと、以下のシステム情報の画面が表示されます。


そこに、「BIOSモード」の項目があるので、そこで「レガシ」となっていたらBIOSモードという事になります。また、UEFIモードの場合は、「UEFI」と表示されます。


OS起動中に確認できるので、便利だと思います。


また、このコマンドはソフトウェアだけでなく、ハードウェアの詳細な情報が確認できるので、とても便利です。