上司への感謝の言葉に部下が「あざす!」、申すわけない時は絵文字って失礼?

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私の本業はシステムエンジニアで約11年ほど経験していますが、この業種に限らず、誰かと一緒に仕事をする機会の方が多いと思います。


そして、組織の中には、できる社員もいれば、使えない社員もいるのではないでしょうか。


私はこれまで、様々な会社、組織で仕事をしてきましたが、どうやっても成長しないという人を何人か見てきました。成長しない人の特徴は、、、


・素直に話を聞かない
・自分の考えが正しいと思い込んでいる
・情報を共有できない
・反省しない
・仕事の結果がでない事を周りのせいにしている
・自分自身を分かっていない
・満足レベルが低い
・悪い意味で失敗を恐れない
etc



以前の職場にて、私が尊敬するリーダーの一人が、部下の一人を教育していましたが、どれだけ期間をかけてもほとんど成長しませんでした。


私は、かなり前から教育という観点で考えているのは、上司や先輩は、部下の為にレールを引いてあげる事ができますが、実際に走るのは自分自身だという事を教えてあげないといけないと思っています。


子供の頃、補助輪を付けた自転車から卒業する為に、必死で何度転んでも頑張った記憶があります。


親はあくまで、フォローしかできないのです。頑張るのは自分自身。部下にこの考え方がない場合は、その後の未来も変わらないでしょう。実際に、2年以上、熱意をもって育てていた部下が突然、逆切れをして、その熱心な教育が幕を閉じました。

 

一人のダメ社員を残す事は、その一人だけのマイナスとは限らない


以前も記事にしましたが、「一人のダメ社員を残す事は、その一人だけのマイナスとは限らない」のです。


これは、仕事をしているといつも感じる事です。


例えば、ダメ上司の多くはチームのバランスを考えずに、人をアサインします。もし、そこが多忙の組織で自分の仕事だけで精一杯になっていたら、誰もその新しく入ってきたメンバーの教育ができません。


結果、その新しいメンバーは、実力を全く発揮できないという事があるのです。つまり、まず考えなくてはならないのは、人の出入りは大きなコストが必要だという事です。


ダメな組織は、人の出入りをコストと考えずに、今やっている業務量を考えずに、新しいメンバーをアサインします。ここで重要な考え方は、人の教育というのは、簡単ではないですし、工数を大きくとられるという事です。


もちろん、経験者であれば、ある程度、工数を軽減する事は可能ですが、それでもコストには変わりないのです。


そして、ダメな社員を残すこともリスクやコストの一つである事を理解しておく必要があります。




上司への感謝の言葉に「あざす!」として、申すわけない時は絵文字って失礼?


ダメ社員と言えば、以前もこんなことがありました。


上司への感謝の言葉に「あざす!」として、申すわけない時は絵文字を使うのです。


例えば。。。


上司:この技術情報が参考になるから教えるね
部下:あざす!助かります。

上司:この資料修正できていないんだけど、、、
部下:直しておきます。( ̄▽ ̄;)!!ガーン


正直、びっくりしてしまいますが、そんなひとが普通にいることがあるのです。さらに悪いことに、本人がそれを失礼と思っていないのです。


例えば、こんな質問がありました。

ありがとうございます=あざます?

●うっとーしい客や先輩に対してなら、それでいいと思います‥。

●ありがとうございます→あざーす
学生の頃、使用してました。

●部下の千葉君がよく言ってましたが彼の発音は「あざあす」でした。上司の苦労も知らずに困ったチャンです。


ちなみに、、

アザスとは、「ありがとうございます」を意味する若者言葉。


アザスとは人気お笑いコンビ“アンタッチャブル”の決まり文句『あざーっす』が簡略化されたものである。あざーっすは「ありがとうございます」が崩れたもので、アザスも同様の意味で若者が使用。ブログや携帯メールなど文字による使用が多い。
アザスといえば・・・
アザスといえば、元となる「あざーっす」を普及させたお笑いコンビ“アンタッチャブル”でしょう。
 
人力舎のタレント養成所『スクールJCA』の同期生、山崎弘也(1976年生まれ)と柴田英嗣(1975年生まれ)によるコンビで1994年に結成。2003年のM-1グランプリの好成績、更に翌年のM-1グランプリの優勝を機にブレイク。テンポの早いボケ・ツッコミ漫才が特徴、漫才以外のトークも冴えていることから『伊東家の食卓』など多くのバラエティ番組・クイズ番組に出演してる。



先ほどの、教育の件も同様ですが、ダメな社員がそれなりの役割を持っている場合、さらに性質が悪いのです。


最近の若者はLINEで上司に休みますと言ったり、いろいろと問題になっていますが、ちょっと注意したほうがいいですね。

ダメな社員に権力を与えてはいけない


そして、やってはいけないこと。それがダメな社員に権力を与えることです。


要は、部下から見たら使えない上司の存在です。ダメな社員を年功序列で、そのまま役職を与える会社がいます。これは、小さかった癌が、さらに広がる事と同じです。


ダメな上司の判断は、多くの場合、部下を路頭に迷わせたり、無駄な工数を作る事があります。結果、会社や組織のコストになるのです。


また、出来る部下は、上司や組織を見ますから、「この組織は終わっている」と思われたら、できる社員は間違いなく、向上心が高い為、辞めてしまうでしょう。


もし、才能のある社員が辞めてしまう、もしくは、組織に有能な社員がいないのであれば、間違いなくその組織は崩壊しています。


上司は常に、自分が重要な判断を担っている事を理解しなければならないのです。つまり、上司次第で、組織は大きく変わるのです。


そして、出来る上司は、ダメな部下を切る勇気も持たなければなりません。癌と一緒で、早期治療であれば、その被害は少なくて済みますが、対応が遅くなればなるほど、その治療に時間がかかるようになるのです。


そう考えると、組織も人間と同様、常に健康管理をしっかりとしておく必要があると思います。


ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則