workgroup環境のWindows Server,Windows10のKMS認証でサーバをIP指定できるかという内容になりますが、KMSを構築したのがだいぶ前なので、ちょっと記憶があいまいなのですが、以前はドメイン環境だったので、DNSが正しく登録されていれば、ドメインに参加している場合は、自動でKMSを参照しにいったような記憶があります。
内容は異なりますが、別ドメインでもKMS認証ができるかという情報もあります。
Windows Server 2003 で構築したドメイン(フォレスト)が同一ネットワーク内に二つあります。
フォレスト間の信頼関係はありません。
また、それぞれのドメインで独自にDNSサーバを持っています。一方のドメイン( ドメインAとします)に、Windows7クライアントを導入するため新たにWindowsServer2008R2を設置してKMSホストとしました。
ドメインAのDNSサーバにはKMSホストからSRVレコードが登録され、ドメインAのクライアントはDNSからKMSホストを検索し認証を行うので問題ないはずです。ここでもう一方のドメイン(ドメインBとします)にもWindows7クライアントを導入する予定があり、可能であればKMSホストを共用したいという話になりました。
ドメインBのクライアントが見に行くDNSサーバはドメインAとは別であるため、ドメインBのDNSサーバに、ドメインA上にあるKMSホストのSRVレコードを手動で作成し、
ドメインBのクライアントがドメインAにあるKMSホストを使ってライセンス認証を行うように構成しようと思います。この構成に問題はないでしょうか?
- 参考情報
Windows Vista Enterprise、Windows Vista Business、Windows 7、または Windows Server 2008 のライセンス認証を行おうとすると、エラー メッセージ "コード 0x8007232b" が表示される
http://support.microsoft.com/kb/929826/jaボリューム アクティベーション 2.0 展開ガイド
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc303280.aspx
実際に試したわけではないので推測になりますが、SRV レコードと KMS ホストサーバーの DNS での名前解決が可能であれば大丈夫ではないかなと思われます。
(上記リンク先に記載されていますように、nslookup -type=all _vlmcs._tcp を試してください)あとは、必要なポートが閉じられていないかも注意いただければと思います。
そして、ワークグループ環境ですが、海外サイトにDNSがひけない場合の方法があります。
デフォルトでは、KMSはDNSSRVレコードを使用してKMSホストを検索します。複数のSRVレコードにより、KMS機能の高可用性が可能になります。ただし、次のコマンドラインを使用して、1つのKMSをWebアプリケーションプロキシに割り当てることができます。
> slmgr.vbs / skms KMSHostOrIPAddress :1688
こういった注意点も参考になりますね。
注:
Windows Server 2008R2以前のバージョンのWindowsServerを実行しているKMSホストを、Windows Server2016以降をアクティブ化するためのKMSホストとして使用することはできません。
KMSホストを示すためにIPv6アドレスを使用する場合は、角括弧を使用してアドレスを指定します。KMSホストにはデフォルトでTCP1688が使用されますが、このポートは変更できます。
参考までに。