KMS認証で0xC004F069、0xC004F06Cのイベントログのエラーの原因

KMS認証で久しぶりにはまりました。ちょっといつもと違う手順でKMSクライアントになるWindowsサーバーを構築して、KMSクライアントに認証させようとしたら、なんとエラーが出力されて、何度やってもエラーが。


最初はWindowsファイアウォールかと思いましたが、しっかりと無効にしてあって、KMSホスト側にもしっかりとログがでていました。ちなみに、イベントビューアでログの確認ができます。


ただ、その失敗しているサーバーについては、正常に認証されているサーバと違い、0xC004F06Cのイベントログが出ていて、調べると時刻同期の問題と書かれていました。

 

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/activation-error-codes 

 

 

以下は抜粋です。

 

エラー コード 0xC004F069 または 0xC004F06C

現象
KMS クライアントを使用して 1 台以上のコンピューターのライセンス認証手続きを完了しようとしたときに、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

0xC004F069
ソフトウェア ライセンス サービスで、コンピューターのライセンス認証ができなかったことが報告されました。キー管理サービス (KMS) により、要求されたタイムスタンプが無効であることが判明しました。

または
0xC004F06C
ソフトウェア ライセンス サービスで、コンピューターのライセンス認証ができなかったことが報告されました。キー管理サービス (KMS) により、要求されたタイムスタンプが無効であることが判明しました。

 

原因
この問題は、クライアント コンピューターのシステム時刻と KMS ホストのシステム時刻が異なる場合に発生することがあります。

 

回避策
この問題を回避するには、KMS ホストの時刻に合わせてクライアント コンピューターの時刻を変更します。ネットワーク タイム プロトコル (NTP) のタイム ソースまたは Active Directory ディレクトリ サービスを使用して、コンピューター間の時刻を同期することをお勧めします。時刻は世界協定時刻 (UTC) に従って KMS ホストとクライアント コンピューターの間で調整されます。クライアント コンピューターに設定されたタイム ゾーンは同期に影響しません。
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確かに、確認すると時刻が大きくずれていて、修正したら問題なく認証されました。やっぱりログの確認は重要ですね。普段、KMSではまることがあんまりなかったので、ちょっと勉強になりました。時刻のずれはいろいろと問題を引き起こすので注意が必要ですね。