Windows Server 2016 リモートデスクトップで壁紙を表示させるGPOの設定

以前、Linuxで複数のサーバーに対してTeraTermで接続して作業をすることがあったのですが、作業ミスを減らすために、背景の色を変えて、作業をするという方法をとったことがあります。基本的に作業をする場合は、ホスト名をチェックしますが、流れ作業をしていると、ホスト名の確認を忘れて、別のサーバーに不要な設定をしてしまうなんてことがあるかもしれません。


同様に、Windowsでもリモートデスクトップ接続していて、黒い背景で作業をしていると、複数のセッションがある場合、同様に作業ミスが発生する可能性があります。


そこで、壁紙にサーバー名や用途を書いた画像を背景にしておけば、作業をしていて目に入るので、作業ミスを軽減することができます。特に設定をしていない場合は、壁紙が表示されないので、Windows Server 2016 リモートデスクトップで壁紙を表示させるGPOの設定を紹介します。

 


【設定手順】
ドメイン環境の場合は、ドメインコントローラ、ワークグループ環境、もしくは個別で設定したい場合は、リモートデスクトップ接続する先のサーバでコマンドプロンプトを開き、「gpedit.msc」と入力します。

②続いて、「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「ターミナルサービス」→「リモートデスクトップ壁紙を強制的に削除する」のプロパティで「無効」にチェックを入れて設定します。

③後は通常通り、リモートデスクトップで接続すればOKです。


企業によってはホスト名だけ見てもなんのサーバーかわからないという命名規則で運営している場合もあると思いますので、壁紙には分別しやすい情報を記載しておくといいと思います。本番、開発なども分かっていると便利かもしれません。

 

また、デスクトップ上にBgInfoツールでマシン情報を表示させることもできます。これもかなり便利なので活用してみてください。

https://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1105bginfo/bginfo.html