WindowsのコマンドプロンプトのPingの実行結果にタイムスタンプ日時をつける

インフラエンジニアをしていると、WindowsPCやWindowsサーバからPingを実行することがあると思います。疎通確認で当たり前に使うPingですが、Windowsコマンドプロンプトで実行するPingは、時刻、タイムスタンプが出ないので使いにくいですよね。。。


こんな感じです。

 

C:\WINDOWS\system32>ping 192.168.9.160 -t

192.168.9.160 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64

192.168.9.160 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 12、受信 = 12、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms
Ctrl+C
^C

 

そこで、Windows10からpingを実行した場合に、タイムスタンプが表示されるようになるオプションがあります。


Pingの実行時に「-s」オプションを付けると「タイムスタンプ」機能が有効になります。この「-s」オプションには1~4までのいずれかの数字を指定できます。ここでは最大値の4を指定して、「ping -t -s 4 <あて先>」コマンドを実行した結果です。

 

 

C:\WINDOWS\system32>ping -t -s 4 192.168.9.160

192.168.9.160 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54295595 ->
192.168.9.160 : 54295595 ->
192.168.9.1 : 54294442
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54296612 ->
192.168.9.160 : 54296612 ->
192.168.9.1 : 54295459
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54297629 ->
192.168.9.160 : 54297629 ->
192.168.9.1 : 54296476
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54298665 ->
192.168.9.160 : 54298665 ->
192.168.9.1 : 54297512
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54299698 ->
192.168.9.160 : 54299698 ->
192.168.9.1 : 54298546

192.168.9.160 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 5、受信 = 5、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms
Ctrl+C

 

タイムスタンプが表示されるので、変化が分かりやすいですが、決して見やすいとはいえないですね。。。


数字を変えてみました。こちらのほうがまだ見やすいですね。

 

C:\WINDOWS\system32>ping -t -s 1 192.168.9.160

192.168.9.160 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54340150
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54341159
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54342174
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54343189
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54344206
192.168.9.160 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
タイムスタンプ: 192.168.9.160 : 54345221

192.168.9.160 の ping 統計:
パケット数: 送信 = 6、受信 = 6、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms

 

とタイムスタンプは表示させることができるんですが、残念ながら時間までは表示できません。そこで、やはりおすすめなのがExpingですね。


簡単なNW試験や、日々の死活監視などにも使える便利なツールです。ネットワークエンジニアをしている方なら一度は触ったことがあるはず。


またこのツールのメリットは、Windows標準のコマンドプロンプトからのPingは時間が表示されないので、ExPingを使えば、時系列でとれるメリットもありますね!


まず、以下のURLからダウンロードサイトVector)へ
※ExPingは様々なサイトからダウンロードできます。

 

https://www.vector.co.jp/soft/win95/net/se065510.html 

 

インストール不要なので、手軽に利用できます。


また、ExPingはアイコンをダブルクリックするだけで、実行できます。デスクトップなどにショートカットを作っておくと便利です。

 

ログもとりやすいし、やっぱりExpingは必須ツールですね。

※使い方は別の記事で紹介します