オンプレミス Exchange Server 2019のページングファイルの推奨サイズについての情報になります。Exchangeサーバはメモリサイズが大きくなりがちなので、ページングファイルはどのくらいの値を入れたらいいのかという情報になります。
情報元はこちら。
以下はシステム要件の抜粋です。
コンポーネント | 要件 | メモ |
プロセッサ | 64 ビット プロセッサの次のいずれかのタイプを指定します。 • Intel 64 アーキテクチャ (以前の Intel EM64T) をサポートする Intel プロセッサ。 • AMD64 プラットフォームをサポートする AMD プロセッサ。 注: • Intel Itanium IA64 プロセッサはサポートされていません。 • サポートされているプロセッサ ソケットの推奨されている数は、物理マシン上で最大 2 個までです。 |
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メモリ | Exchange サーバーの役割ごとに異なります。 • メールボックス: 最小推奨量 128 GB • エッジ トランスポート: 最小推奨量 64 GB。 |
Exchange 2019 では大容量メモリがサポートされます (最大 256 GB)。 |
ページング ファイル サイズ | ページング ファイルの最小値と最大値は同じサイズ (インストールされているメモリの 25%) に設定します。 | なし |
ディスク領域 | • Exchange をインストールするドライブに 30 GB 以上の空き領域。 | なし |
• システム ドライブに 200 MB 以上の空き領域。 | ||
• メッセージ キュー データベースを格納するドライブに 500 MB 以上の空き領域。 | ||
画面解像度 | 1024 x 768 ピクセル (XGA) 以上 | なし |
ファイル システム | NTFS: 次の種類のファイルを格納するパーティションで必要になります。 • システム パーティション。 • Exchange バイナリ。 • Exchange 診断ログで作成されたファイル。 • トランスポート データベース ファイル (メール キュー データベースなど)。 ReFS: 次の種類の Exchange ファイルを格納するパーティションで必要になります。 • メールボックス データベース。 • トランザクション ログ。 |
なし |
「ページング ファイルの最小値と最大値は同じサイズ (インストールされているメモリの 25%) に設定します。」とありますね。例えば、128GB搭載したから128GBのページングファイルが必要かというとそうではないです。
最近はメモリの大容量化が進んでいますが、ページングファイルの設定も注意が必要です。