ServerProtect for Linuxでパターンファイルが更新できない、Lastupdateの日付が変わらない

Linuxウイルス対策ソフトとしてよく利用されているのが、トレンドマイクロServerProtect for Linuxです。


一昔前は、Linuxウイルス対策は不要とか言われていましたが、そんな時代ではなくなりました。数年前にも、Linuxウイルス対策不要でしょうと発言しているエンジニアがいましたが、とても危険な考え方ですね。


さて、ServerProtect for Linuxでパターンファイルが更新できない、Lastupdateの日付が変わらないという事象が起こることがあります。


まず、アップデートが失敗する場合に、有効な手順の一つがこちらです。

 

ServerProtect for Linuxのアップデート失敗時のキャッシュ削除手順

http://esupport.trendmicro.com/solution/ja-jp/1304669.aspx


ServerProtect for Linuxが作成するキャッシュファイルが原因でアップデートが失敗することがあるそうです。一時ファイルを削除し、問題が改善することがあります。

 


以下は手順の抜粋です。

【キャッシュファイルの削除手順】
1. SPLXのデーモンを停止します。

 # /etc/init.d/splx stop

2. 以下のフォルダを、フォルダごと削除します。

 Patch5適用前
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Cache]
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Log]
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Temp]
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Backup]

 Patch5適用後
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Data/AU_Cache]
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Data/AU_Log]
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Data/AU_Temp]
 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Backup]

 ※存在しない場合は、お読み飛ばしください。

3. 最新のパターンファイルを削除します。

 [/opt/TrendMicro/SProtectLinux/lpt$vpn.###]

 ###はパターン番号です。最新のパターンファイル1点を削除し、
 1世代前のパターンファイルは残してください。

4. SPLXのデーモンを開始します。

 # /etc/init.d/splx start

5. アップデートを実行してください。


実際にアップデートがされないのに、新しいパターンファイルが作成されていることがあって、上記手順でアップデートに成功したことがありますので、有用な手順の一つだと思います。


上記でもアップデートされない場合は、サポートに問い合わせるほうがいいでしょうね。