ApexOne WEB管理画面でAgentが多数オフラインと表示される原因

トレンドマイクロウイルスバスターコーポレートエディションの後継機種であるApexOneですが、製品名が替わりましたが基本的には操作感はさほど変わらないです。

 

よくある製品がバージョンアップして操作感が全く違うというユーザービリティを無視したものでなくてよかったですが、ただ、このApexOneからではなく、色々と仕様変更していてトラブルになることもあります。

 

そして、今回はWEB管理画面でAgentが多数オフラインと表示される原因についての情報となります。

 

通常、エージェントと管理サーバとの通信が正常であればオンラインとなるべきなんですが、ネットワーク的に問題がないのにオフラインと表示されてしまうことがあるようです。

 

これが意外と難しい問題なのですが、それに関する情報がこちらです。

 

 

サーバのWeb管理コンソール上で、エージェントのステータスがオフラインと表示される

https://success.trendmicro.com/jp/solution/1097453

 

Apex One 、ウイルスバスターコーポレートエディションのサーバのWeb管理コンソールにオフラインと表示される場合、主に以下の可能性などが考えられるそうです。

 

① エージェント端末とサーバ端末間の通信
② エージェントの状態不良
③ サーバ端末側のデータベースの破損

 

①はネットワークの問題ですね。切り分けしやすいです。②はうーん、判断が難しいですがそれほど数は出ないはず。そして、③ですが、壊滅的ですね。。。。復旧作業がめんどうです。

 

そして、こんな記載もあります。

 

Windows 10 環境で「高速スタートアップ」機能を有効にしている場合

ウイルスバスター Corp. クライアントがオフラインになったことを認識する前に OS がシャットダウンされてしまうため、 次回 OS 起動時にウイルスバスター Corp. クライアントがオフラインからオンラインに変わったと認識できず、ウイルスバスター Corp. サーバに通知を送りません。

「高速スタートアップ」機能を無効にすることをご検討ください。

 

Windows 10 環境で「高速スタートアップ」機能を有効にしている場合』とありますが、なんとデフォルト有効なんです!トラブルの原因ではないでしょうか。つまり、大多数のエージェントがオフラインだったらこれに該当する可能性があります。

 

ということでWindows10の動作によってトラブルになる件になります。インフラ管理者の方はご注意ください。エージェントがオフライン状態だと正しく動作しないので、直ちに対応する必要がありますね。ちなみにこの設定はGPOで対応可能です。詳細は別の記事にて。

 

 

Windows 10 環境で「高速スタートアップ」機能を有効にしている場合