トレンドマイクロ製のセキュリティ製品のApexOneサーバで、Web管理コンソールからクライアントが削除されるタイミング、設定に関する情報です。
端末台数が少ない場合は管理はそれほど手間がかかりませんが、多い場合は、こういった情報も参考になると思います。
情報元はこちら
Webコンソールから、クライアントが削除されるタイミングはいつですか
https://success.trendmicro.com/jp/solution/1300343
概要
ウイルスバスター コーポレートエディション (以下、ウイルスバスター Corp.)サーバのWebコンソールから、クライアントが削除されるタイミングについて教えてください。
詳細
ウイルスバスター Corp. クライアントが管理コンソールから削除されるタイミングは以下の通りです。
・データベース管理のオフラインクライアントの自動削除機能が有効で、オフライン状態のまま指定した日数が過ぎた場合。
・クライアントのアンインストールを行った場合。
・クライアントの移動を行った場合。
・クライアントの削除を行った場合。
・クライアントのMACアドレスが重複した場合。
ウイルスバスター Corp. 11.0 以降から、ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 未満のビルドでは、クライアントのMACアドレスが重複した場合、重複したクライアントは管理コンソールから自動で削除される設定になっています。
ウイルスバスター Corp. XG Service Pack 1 以降では、クライアントのMACアドレスが重複した場合でも重複したクライアントは管理コンソール上に残り続けます。その為、不要なクライアントのエントリについては、手動での削除を実施するか、自動での削除を設定してください。
上記の条件に合致しなければ、接続状態確認実行時にクライアントのアイコンは自動削除されません。
管理コンソールから削除されたクライアントは、クライアント再起動のタイミングでウイルスバスター Corp. サーバに接続を行います。この際、自動的にcgionstart.exeが実行され、改めて管理コンソールに登録されます。
ウイルスバスター Corp. クライアントを管理コンソールから手動で削除する手順について
管理コンソールの[クライアント]>[クライアント管理]画面でクライアントツリービューから対象のクライアントを選択し右クリック、[クライアントツリーの選択]>[ドメイン/クライアントの削除]を選択します。
MAC アドレスが重複したウイルスバスター Corp. クライアントを管理コンソールから自動で削除する設定について
①ウイルスバスター Corp. サーバ上で以下の設定を変更します。
以下ファイルをバックアップしたうえでテキストエディタで開きます。
\PCCSRV\Private\ofcserver.ini
<インストールフォルダ>は、初期設定では以下のとおりです。
32bitの場合 C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan
64bitの場合:C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan
①[INI_SERVER_SECTION] セクション内に、以下のとおりパラメータを追加し、ファイルを上書き保存して閉じます。
[INI_SERVER_SECTION]
EnableCheckClientMacAddress=1
※EnableCheckClientMacAddress=0 とした場合、MAC アドレスが重複したウイルスバスター Corp. クライアントは管理コンソールから自動削除されなくなります。
上記オプションを設定後、新たにMAC アドレスの重複が発生したタイミングで、重複が発生したCorp. クライアントの既存の方のクライアントが自動で削除されます。
上記オプションを設定しても、新たに重複が発生しない限り、オプション設定以前の重複分は管理コンソールに残り続ける為、手動での削除を実施ください。
MAC重複に関しては、新しいものは設定を有効にしない限り、自動削除はされないようです。