Outlookを操作すると「応答なし」、画面が白く固まる、遅延などの対応策まとめ

Office365を使っている企業は多いと思いますが、動作が重くなるという事象が起きることがあるようで、さらに、その事象は色んな原因で発生するらしく、切り分けが意外と大変です。


そこで、フォーラムなどの情報を集めて、切り分けのネタとして使えるように情報をまとめたいと思います。


基本はマイクロソフトが公開している方法で切り分けでよいかと思いますが、それでも問題が解決しない場合に使えばと思います。


まずはこちら。

 

[ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする] のチェックボックスをオン

 

Outlook2013を操作すると「応答なし」になる

https://answers.microsoft.com/ja-jp/msoffice/forum/msoffice_outlook-mso_winother/outlook2013%E3%82%92%E6%93%8D%E4%BD%9C%E3%81%99/86452313-3e92-4bde-ab1c-073b863d1efa

 

以下は現象の抜粋です。

・Outlook2013をクリックして起動すると「開始しています...」または「処理中...」から進捗無し(10分位すると起動する場合もあり)。
※管理者として実行しても同じ
なぜかコマンドプロンプトを管理者として実行すると同時にOutlook2013も起動します。
・起動できたとしても受信トレイ直下のフォルダやメールを選択したり操作すると「応答なし」になります。
Outlookのメニューバーの操作(アカウント設定、オプション等)は問題ありません。
※セーフモードで起動した場合は問題なく動作します
上記問題で現在Outlookが使用できません。

 

これ意外と判断が難しい問題ですね~。

 

原因?:
Outlook起動中に、あるソフトウェアーをコントロールパネルのプログラムからアンインストール > 再起動 > 再度同ソフト(version違い)をインストールを2回ほど実施後にこの現象が発生した様に思います。
今まで実施した方法:
①原因?のソフトウェアーをアンインストール
Outlookのアドインを全てOFF
③受診メールの修復(SCANPST.EXE)
Windows update
⑤officeの修復
⑥pstファイルの再作成

 

上記どれを実施しても解決できませんできなかったとのこと。そして、以下の方法で復旧したそうです。

 

長らくセーフモードでOutlook2013を使用していましたが、本日下記方法を試したところ、通常で起動することができました。セーフモードでの使用時より若干操作に時間が掛かる(重い)感じはしますが使用できそうです。様子を見たいと思います。

1. Outlook → [ファイル] → [オプション] → [詳細設定] と進みます。
2. [ハードウェア グラフィック アクセラレータを無効にする] のチェックボックスをオンにします。
3. Outlook を再起動します。

 

 

 

IEのプロキシ設定がoutlookのOffice 365 Exchange Onlineへの接続の失敗、遅延の原因に

Office 365 Exchange Onlineへの接続の失敗、遅延の原因にIEのプロキシの設定が関連するという情報を発見しました。


Office365のプロキシ設定と言えばwinhttpのプロキシ設定だと思っていたので、動作が重いなどの場合に参考になるかもしれません。


発生する条件、対応策については以下の記事に書かれています。


[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] がオンだと、Outlook 起動時の接続が失敗する/接続に時間がかかる/[再試行] をクリックすると接続されるなどの問題が発生する場合がある

https://blogs.technet.microsoft.com/outlooksupportjp/2014/09/09/1/

 

【現象】
Outlook 2013/2010/2007 では Internet Explorer の [インターネット オプション]-[接続] タブ-[LAN の設定] にある
[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] がオンに設定されている状況で
Office 365 Exchange Online 接続する場合に、ネットワークの環境によって以下のような問題が発生する場合があります。

Outlook 起動時に接続が失敗し、起動できない。
Outlook 起動時の接続に時間がかる。
Outlook 起動時の接続に時間がかかりエラーが表示される。[再試行] をクリックすると接続はできる。

Outlook Anywhere で接続する場合に発生する問題であるため、
Outlook Anywhere でオンプレミスの Exchange Server に接続する場合も発生します。


【発生条件】
以下のすべての条件を満たす場合に発生します。

a.  Internet Explorer の [インターネット オプション]-[接続] タブ-[LAN の設定] にある
[ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] がオン

b.  Exchange RPC プロキシサーバー (outlook.office365.com) を IP アドレスに解決できる

c. Internet Explorer の [インターネット オプション]-[接続] タブ-[LAN の設定] にある
[自動構成スクリプトを使用する] に .pac  ファイルが指定されていない

d. プロキシを経由しない HTTPS 接続をファイアウォールでブロックしている 


【対処方法】
方法 1. [ローカル アドレスにはプロキシ サーバーを使用しない] をオフにする

方法 2. Windows の修正プログラムと Outlook の修正プログラムの両方を適用し、
以下のキーにレジストリ EnableForceHttpProxy (DWORD 1) を作成する。

Outlook 2010: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Outlook\RPC
Outlook 2013: HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\RPC 

方法 3. 現在設定しているプロキシ設定の内容を .pac ファイルで定義し
[自動構成スクリプトを使用する] をオンにして .pac ファイルを指定する  (注: http:// で指定する必要がある)

方法 4. ファイアウォールなどで Office 365 サーバーへのポート 443 での接続に対して
ただちに RESET パケットを返すように構成する。

方法 5. 社内向けの DNS サーバーで、
Office 365 サーバーの名前 (*.Outlook.com *.office365.com など) を IP アドレスに解決できないようにする。  

今後、情報をまとめていきます。