Yamaha RTX1200 show logで「ARP: Illegal packet at LAN1」ログが定期的に出力される

中小企業で、本社(データセンター)と拠点間を通信させたい要件がある場合、 YamahaVPNを構築する事が多いと思います。


YamahaはINS回線をバックアップ回線に使える便利な機器で、価格もわりと安いので、拠点展開する場合に利用するケースが多いと思います。


例えば、自社に構築技術があるのであれば、インターネットVPNを構築できます。もちろん、外部のベンダに依頼する事も可能です。この場合、トラブルが発生した場合は、自分たちで切り分けしていく必要があるので、ある程度の運用スキルが要求されます。


また、キャリアのVPNサービスを利用する事も可能です。例えば、NTT東の「フレッツ・VPN ワイド」であれば、東日本拠点、西日本拠点に分かれても、キャリアの網を利用して相互接続させる事ができます。

★フレッツ・VPN ワイド
https://flets.com/vpnwide/


価格も拠点当り、わりと安いので導入しやすいサービスかと言えます。

 


話は長くなりましたが、YamahaのRTX1200で以下のようなログが出力される事があります。


<show log 出力結果>

2014/05/15 11:10:00: ARP: Illegal packet at LAN1, IP=10.1.1.2, MAC=XX:XX:XX:XX:XX:XX

これは、ヤマハの下記サイトに「ルータが認識できないセグメントのアドレスを持つ端末からのARP通信を受信した事を示します。」

 

RTシリーズのログに関するFAQ

http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Syslog/syslog-messages.html

 

例えば、LAN1のセグメントが「10.1.1.0/24」にも関わらず、LAN1のセグメントに「10.1.2.0/24」のセグメントの機器を接続すると、表示されるようになります。


このログは機器が接続されている限り、ログが定期的に出力されてしまいますので、障害や問題解析の時に、邪魔な出力なので、セグメントの異なる端末をつなげてしまった場合は、切り離すようにしましょう。