DELL EMCストレージでVSAN環境にてシンプロビジョニング時のディスク未使用領域解放

DELL EMCストレージでVSAN環境にてシンプロビジョニング時のディスク未使用領域解放ができるかどうか調べていたら以下の情報がヒットしました。

 

VxRail : シン・プロビジョニングで作成された仮想ディスクの縮小

https://community.emc.com/thread/241522?start=0&tstart=0

 

以下は質問内容の抜粋です。

 

VSAN環境にてディスクをより活用するために Thinプロビジョニング時の未使用領域を解放したい。どうしたらいいか。

(例)
・プロビジョニング100GB
・ゲストOS上で80GBを使用し、そのあと30GB分のデータを削除
・ゲストOS上では50GB消費、データストア上のサイズは80GB
→30GBの無駄があるため、未使用領域を解放し再利用したい (プロビジョニングの変更は不要)

VxRail 4.0.301

 

 

そして、回答です。

 

結論からいいますと vSAN においては VMFS のようなレクレームができません。vSAN においては VMDK を削除したときや、仮想マシンを削除したときがレクレームであり、それ以外の場面でこれを意図的に行うことはできません。

 

例えば、シンプロビジョニングで作成した仮想マシンでは、データ増えるたびに仮想ディスクの使用量が増加していくと思いますが、ストレージが未使用領域の開放に対応している場合は、データを削除後に、ストレージ上のデータも開放されますので、効率よくディスク領域を使う事が可能になります。これが動作しない場合は、シンプロで構築しても仮想ディスクの使用領域は増え続けるて、最大値まで使用してしまいます。

 

ストレージによりますが、未使用領域が解放できるかどうかはストレージベンダ側に確認したほうがいいですね。