長期間にわたってESXiのスナップショット長期間を放置するとサイズが増え、容量不足でサーバのパフォーマンスに影響することがあります。
実際に以前の現場でスナップショットによる問題が発生したことがあるのですが、バックアップがわりにスナップショットを使っているところがあると思います。
これがとても危険で、あるDBサーバでスナップショットを作成し、その後も構成変更の度にスナップショットを作成していました。
そして、本番運用開始前にまとめてスナップショットを削除しようとしたところ、スナップショットのマージ処理に失敗し、仮想サーバーが停止、さらに同じLUN内のサーバーの停止するという危険な状態になりました。その際には、サポートに連絡して復旧したのですが、スナップショットを長期間保持する危険性について知りいい機会になりました。
また、ESXi スナップショット長期間を放置するとサイズが増え、容量不足でサーバのパフォーマンスに影響するという内容もKBに記載されています。
vSphere 環境でスナップショットを使用するベスト プラクティス (1025279)
https://kb.vmware.com/s/article/1025279?lang=ja
・VMware では、チェーン内のスナップショットを最大で 32 個にすることをお勧めしています。ただし、優れたパフォーマンスを得るには、2 つか 3 つのスナップショットのみを使用します。
・1 つのスナップショットを 24 時間から 72 時間以上にわたって使用しないでください。
・長期間にわたって保持すると、スナップショット ファイルのサイズは継続的に大きくなります。これにより、スナップショットの保存場所が空き容量不足となり、システムのパフォーマンスに影響する場合があります。
ということで使うなとはまでは言いませんが、使った後はすぐに削除する運用が必要です。vRopsなどはスナップショットをチェックする機能があるので、そういった管理ソフトを活用するのも一つです。