vmware ESXi6.5 ディスクサイズが大きいと仮想マシンのスナップショットの削除に時間がかかる

vmware ESXi6.5の仮想環境で、ディスクサイズが大きいと仮想マシンのスナップショットの削除に時間がかかるので注意が必要です。


まず、スナップショットを長期間保持することの恐怖は、ディスクサイズが肥大化していくことです。これはなぜ起こるかというと、スナップショットを作成すると元のディスクは読み取り専用になり、スナップショットを作成するとできるデルタディスクに差分が書き込まれていくようになります。


その仮想マシン上でデータの入れ替えが起こると、ドンドン差分が大きくなっていきます。結果、ディスク領域を圧迫していきます。

 


元の仮想マシンサイズよりも大きいスナップショット領域により、ストレージ領域が枯渇して、スナップショットの削除ができないなんて状態にもなることがありますので、最近の運用ではスナップショットのチェックをしているケースが多いです。


例えば、VMware製品のvRopsでは、管理下の仮想マシンのスナップショットの保持している仮想マシンを表示する機能があります。


さらに、ディスクサイズが大きく、データの書き込みが頻繁に行われる仮想マシンの場合は、すぐにスナップショットのサイズが大きくなってしまうので注意してください。

 

その他、vCenterの監視でスナップショットのサイズというものがありますので、これを入れて置くと肥大化を防げるかもしれません。いずれにしてもスナップショットの長期利用は推奨されません。