Windows 10、2019 でカスタムの既定のユーザー プロファイルを使用でパフォーマンス低下WebCacheLocal エラー、EventLogID: 454エラーがでる事象があるようです。
サーバは構築することがあり、sysprepもよく使用しますが、こういった事象は初めて聞いたので、ちょっと勉強がてら共有します。
まず、フォーラムに問い合わせがありました。
毎回ではないのですが、sysprepを利用すると以下の現象があり困っています。
応答ファイルでプロファイルコピーを利用。
Sysprep後、Administratorでログインできるようにしている。Administratorで一般ユーザを作成(AAAとする。)
AAAでログインするととても遅かったり、ようこそ画面の前で黒いまま非常に遅い。
IEが開かない。AAAを管理ユーザに昇格すると上記は改善される。
AdministratorのWebcacheを削除して、BBBという一般ユーザを作成。
BBBでログインすると何も問題なくログイン、IEも通常動作。
再度、Administratorでログイン、CCCという一般ユーザを作成。
また再発。Webcacheが要因で上記のような症状となるようです。
「参考」
そして、こちらの公式サイトが参考になるとのことで、
現象としては、次のような状況で問題が発生するそうです。
・新しい既定のユーザー プロファイルを作成して有効にします。
・新しいユーザーは、Windows 10、Windows Server 2016、または Windows Server 2019 ベースのコンピューターの既定のプロファイルから作成されたプロファイルを使用してログオンします。
この状況で、次のいずれかの現象が発生するそうです。
・デスクトップ アイコンが表示されるまでに時間がかかります。
・Internet Explorer または Microsoft Edge で起動または参照すると、パフォーマンスが低下します。
・次のような ESENT エラーがイベント ログに記録されます。
EventLogID: 454
TaskHostW: (pid)
WebCacheLocal: "データベースのリカバリ/リストアが予期しないエラーで失敗しました -1907"
この問題は、既定のユーザー プロファイルに別のユーザーのキャッシュ データベースのロックされたコピーが含まれているために発生するそうです。
新しいユーザーがコンピューターにログオンすると、既定のユーザー プロファイル コンテンツが新しいプロファイルに組み込まれます。 Windows シェルとデスクトップのロードが開始すると、データベースを使用するために完全に初期化することができません。 データベースを使用するアプリケーションでは、パフォーマンスが悪くなったりエラーが報告されたりする可能性があります。
続いて解決方法の抜粋です。
解決方法
この問題を解決するには、次の手順を実行します。
手順 1
管理者の資格情報を持つアカウントを使用して、影響を受ける各コンピューターにログオンし、次の隠しファイルとフォルダーを削除します。
File: C:\Users\Default\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCacheLock.dat
Folder: C:\Users\Default\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCache
手順 2
コンピューター上の各ユーザー アカウントについて、そのユーザーが完全にログオフし、プロファイルが完全にアンロードされたことを確認してから、次の隠しファイルとフォルダーを削除します。
File: C:\Users\<affectedUserFolder>\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCacheLock.dat
Folder: C:\Users\<affectedUserFolder>\AppData\Local\Microsoft\Windows\WebCache
注: <affectedUserFolder> は、ユーザー プロファイル フォルダー名のプレースホルダーです。 たとえば、管理者ユーザー アカウントの場合、フォルダーは C:\Users\Administrator にあります。 コンピューター上の影響を受けるユーザー アカウントごとに、上記のファイルとフォルダーを削除する必要があります。
隠しファイルを表示する方法
隠しフォルダーを表示するには、以下の手順を実行します。
①Windows エクスプローラーで、[ファイル]、[オプション] の順に選択します。
②[表示] タブで、[隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する] オプションを選択します。
③[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)] オプションをオフにし、[OK] をクリックします。
Windows 10、Windows Server 2016、または Windows Server 2019 でカスタムの既定のユーザー プロファイルを使用するとパフォーマンスが低下する
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4056823/performance-issue-with-custom-default-user-profile