Windows イベントログで「パッケージKBの変更を開始しています。現在の状態はなし」ID:CbsTask

Windows Server 2012 R2のイベントログで「パッケージKBの変更を開始しています。現在の状態はなし」ID:CbsTaskという出力があることがあります。このイベントログはいったいに何を示しているのでしょうか。


これについての情報元はこちら。

Windows Server 2012 Standardサーバの「イベントビューア」の「Windowログ」>「Setip」ログについて

https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/dc642324-0e5f-4a4b-8c14-1d5b5aaf855b/windows-server-2012-standardwindowsetip?forum=winserver8


内容は、Windows Server 2012 Standardサーバの「イベントビューアー」の「Windowsログ」>「Setup」ログについて質問させてくださいというものです。

 

 

以下は抜粋です。

 

「Setup」ログに以下があるのですが、これは何を表しているのでしょうか?

また、以下日時に、以下を行うような設定はした記憶がないのですが、設定をする画面等はあるのでしょうか?

以下を行わないと、OSがハングする等問題は生じるのでしょうか?

■Setupログ

情報,2016/11/24 16:48:55,Microsoft-Windows-Servicing,1,(1),パッケージ KB3109094 の変更を開始しています。現在の状態は なし です。ターゲットの状態は なし です。クライアント ID: CbsTask。
情報,2016/11/24 16:48:11,Microsoft-Windows-Servicing,1,(1),パッケージ KB3109094 の変更を開始しています。現在の状態は インストール済み です。ターゲットの状態は なし です。クライアント ID: CbsTask。

 

回答で、そのイベントの後にWUSAのログがあり、記載されているKBと一致するようであれば、WindowsUpdateの可能性が高いとありますが、上記はWindowsUpdateではありません。


結局、回答が書かれていませんが、こちらのイベントが発生するのはタスクスケジューラに組み込まれたタスクによって、WindowsUpdateのクリーンアップ処理がされていることが要因になります。


経験則になりますが、ロールパッチなどを適用すると、当然、ロールパッチにて重複する内容が含まれるので、システムが不要と判断したものをメンテナンスとして削除します。これは、Windows8Windows Server 2012から組み込まれた機能で、これにより、サーバのパッチのディスク領域を軽減させるメリットがあります。


ただ、運用者は突然、適用したパッチが削除されているのでびっくりすることがあると思いますが、システムが削除したものなので、特に不安になる必要はありません。