Sysprepが初期化しているSIDなどの固有情報について

先日、同僚がWindows Server 2019の仮想マシンを構築し、sysprepを実行せずにテンプレートから展開した関係で、いくつか問題が発生していました。

 

sysprepは実行しなくていいかどうかという話題が以前ありましたが、結論、実行したほうがいいですね。

 

個人的に色々とトラブルの原因になることがありますというのが、SIDなどが重複してしまうので、バックアップソフトなどで失敗するという話を聞いたからです。

 

必ずしも失敗する問題が発生するというわけではないですが、予防策としてもそうですが、実行しておくほうが無難です。

 

 

そして、Sysprepが初期化しているSIDなどの固有情報について説明が書かれたマイクロソフトの情報があるので紹介します。

 

Windows 10 での Sysprep を用いたマスターイメージの作成に関する注意点・推奨事項 | Microsoft Docs

 

以下は抜粋です。

 

条件 A. Sysprep を実施していること
Sysprep は端末の固有の情報を初期化してそのイメージを別の端末で再利用するためのツールです。端末固有の情報は、SID のほか、CMID や SusClientID 等、様々な ID が含まれていますので、Sysprep を実施せずに端末を複製した場合、端末固有の情報が複製されてしまい幅広い範囲で問題が生じる可能性があります。

 

Sysprepでは、端末固有の情報は、SID のほか、CMID や SusClientID 等、様々な ID が初期化されます。すべて書かれているわけではありませんが、これだけIDがあるわけなので、初期化しないと怖いですよね。

 

後、ドメインコントローラに昇格する場合もSysprepを実行しておかないと問題になります。