Sysprepの実行回数制限とテンプレート仮想マシンへプロダクトキー設定後の初期化動作

Sysprepの実行回数制限とテンプレート仮想マシンへプロダクトキー設定後の初期化動作についての備忘録になります。

 

これまでWindows仮想マシンを展開する場合に、VMware環境の場合は、カスタムウィザードを利用して、展開時にプロダクトキーを埋め込むようにしていました。

 

それがHyper-V環境とかで、事前に設定しておくことが可能かということですが、まず、こちらの情報が参考になります。

 

Sysprep (Generalize) a Windows installation | Microsoft Docs

 

まずSysprepの説明です。テンプレートから展開する場合は、基本中の基本ですね。

 

Windowsイメージを新しいPCに展開する前に、まずイメージを一般化する必要があります。イメージを一般化すると、インストールされているドライバーやコンピューターのセキュリティ識別子(SID)などのコンピューター固有の情報が削除されます。Sysprepを単独で使用することも、Sysprepを無人応答ファイルとともに使用してイメージを一般化し、展開の準備をすることもできます。

 

アプリケーションによっては、SysprepしないことでSID重複が問題になることがあるので注意してください。

 

 

まず、Sysprepを実行できる回数の制限についてです。

 

Sysprep1つのWindowsイメージで最大1001回コマンドを実行できます。Sysprep 1001を実行した後、Windowsイメージを再作成する必要があります。次の表を参照してください。

SYSPREPを実行できる回数の制限
オペレーティングシステムのバージョン    Sysprepカウント制限
Windows8.1およびWindowsServer2012以降    1001
Windows7およびWindowsServer 2008 R2    3
Windows Server 2008    3

 

Windows Server 2019とかだと回数はほぼ気にする必要はないですね。

 

以前のバージョンのWindowsでは、SkipRearm応答ファイルの設定を使用して、Sysprepの実行時にWindows製品のライセンス認証クロックをリセットできました。ボリュームライセンスキーまたは小売製品キーを使用している場合はSkipRearm、Windowsが自動的にアクティブ化されるため、使用する必要はありません。

 

ボリュームライセンスキーまたは小売製品キーを使用している場合はSkipRearm、Windowsが自動的にアクティブ化されるため、使用する必要はないそうです。実際にテンプレートマシンに入れて、展開後に外部にでれれば、自動で認証されていました。ただ、こちらの検証環境はテンプレートは認証させませんでした。参考までに。

 

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