仕事でWindows Server 2019でIISを構築しているのですが、状況に応じて構築途中や構築後にコンピュータ名とIPアドレス変更する必要がでてくることがあります。
そこで、IIS10でコンピュータ名とIPアドレス変更後の影響について調べてみました。
まず、過去の情報になりますが、
IIS8.5 コンピュータ名とIPアドレス変更後の影響について
こういった質問はフォーラムにたくさん投稿されています。以下は質問の抜粋です。
Windows2003 IIS6.0で稼働しているWebサイトを、Windows2012R2 IIS8.5環境に移行します。
現在は仮のコンピュータ名とIPアドレスで検証しておりますが、最終的に、
Windows2003サーバのコンピュータ名とIPアドレスをWindows2012R2サーバに適用させるのですが、
単にコンピュータ名の変更・IPアドレスの変更を行い再起動をかけた後、IIS8.5関連で何か設定変更等を
行う必要はございますでしょうか？
（例えばレジストリの変更等）
続いて回答内容です。いくつかはリンク切れなので、参考になるものを紹介します。
【IIS7.5】IPアドレス変更の影響範囲に関して
現在、下記環境にてIIS7.5においてサーバのIPアドレス、ホスト名変更に伴う影響範囲を調査しております。
OS：windows2008
MW：IIS 7.5現時点の認識を下記に記載します。
①サイトバインドのIPアドレス欄の設定によって手順が異なる
[未使用のIPアドレスすべて]が指定されている場合
⇒対応の必要なし
<IPアドレス>が指定されている場合
⇒バインドの編集で変更後のIPアドレスへ修正②IPアドレスの情報が記載されているファイルは
<%WinDir%\System32\Inetsrv\Config\applicationHost.config>ファイル内の
<bindings>で囲まれた部分のみその上で下記質問にご回答頂けますでしょうか。
1.IPアドレスを変更した場合、上記手順の他に必要な手順はございますでしょうか
2.ホスト名を変更した場合、別途修正手順が必要でしょうか。
3.IPアドレスの情報が記載されているファイルは<applicationHost.config>のみで問題ないでしょうか
4.ホスト名の情報が記載されているファイルはございますでしょうか。
上記のような点を考慮すべきですが、マイクロソフトの公開情報は以下です。
HOWTO: Rename the Computer running IIS6 | Microsoft Docs
コンピュータの名前変更について...
IIS自体は、次のような目的で使用されるユーザーアカウントの名前を気にしません。
匿名認証-いいえ、全員が自動的にアクセスできるという意味ではありません。詳細については、このブログエントリを参照してください。
UNCVdirアクセス
アプリケーションプールID
COM +アプリケーションID
したがって、IISは、コンピューターの名前を変更した後でも確実に機能します。問題は、IISで実行されている、またはIISに関連する他のすべての依存アプリケーションが、コンピューターの名前を変更することでコーシャであるかどうかです。
コンピューター名は影響なさそうですが、IPアドレスについては、設定で固定をしている場合は、注意が必要です。やはり動作確認が重要ですね。
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