今の時代、なるべく仮想化にして少しでも運用工数をさげたいと考えている企業が多いと思いますが、VDIの運用でトラブルが起こることがあります。
Windows10のバージョン1803でSysprep実行後初回ログインの処理が進まないという事象があるそうです。発生条件があるようなので、参考になる情報を記載します。
Sysprep 実行後初回ログインの処理が進まない
事象としては、Windows 10 バージョン 1803で、マスター イメージに対し IE のプロキシの設定を実施した状態でCopyProfileを有効としSysprepを実行すると、Sysprep 完了後の新規ユーザー初回ログオン時の処理が進まない事象が発生するそうです。
Windows 10バージョン1803から OS 起動時にプロキシ サーバーの情報を確認する処理が追加されており、こちらの実装が追加されたことによって Sysprep 後の初回起動時にデッドロックが発生するため、本事象が発生するそうです。完全に不具合ですね。
回避方法は以下のいずれかを解除するとのこと。
– IE のプロキシに関連した設定を行っている
– 応答ファイルの CopyProfile 設定を有効にしている
Sysprep後に各ユーザーが初回ログオンするタイミングで実行させるバッチ ファイルをマスター イメージに組み込むというのは違う意味で参考になるかもしれません。
手順としては、以下のようにお客様の環境に合わせて IE のプロキシ設定を行うコマンドを記載したバッチ ファイルを作成し、拡張子を .bat にして保存することで準備できるようです
REG ADD “HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings” /v “AutoConfigURL” /t REG_SZ /d “http://www.example.com” /f del %0
これ便利なので活用したいと思います。