基本的には、KMSホストの導入はとても簡単です。
KMSホストとなる端末上で、以下の作業をすれば完了です。
①コマンドプロンプトを起動
②以下のコマンドを実行
>slmgr.vbs /ipk <kmsキー>
③ライセンス認証を実施
>slmgr.vbs /ato
④認証状況を確認
>slmgr.vbs /dlv
しかし、環境の要因などで、トラブルが発生する場合があります。
各KMSクライアントはここの情報を見て、ドメイン参加後、自動的にKMSホストへライセンス認証をしにいくのですが、このレコードが作成されていないと、うまく認証ができません。
そこで、手動でSRVレコードを作成する方法を書きます。
≪手動でSRVレコードを作成する≫
③コンソール ツリーで、[前方参照ゾーン] を展開し、ドメインを右クリックし、[その他の新しいレコード] をクリックします。
④一覧を下にスクロールし、[Service Location (SRV)] をクリックし、[レコードの作成] をクリックします。
⑤次の情報を入力します。
サービス : _VLMCS
ポート番号 : 1688
⑥このサービスを提供しているホスト : <KMS ホストの FQDN>
完了したら、[OK] をクリックし、[完了] をクリックします。
作業も簡単です。まず、認証が失敗していたら、このレコードがきちんと作成されているかを確認しましょう!