以前、携わった案件で、サーバーOSをインストールするディスクサイズが2TBを超えていて、 OSをインストールできずにトラブルを経験しました。
原因としては、PCの標準ファームウェア インターフェイスの問題で、2.2TB以下のディスクサイズでは、従来のBIOS、それ以上であれば、UEFIを使用する必要があります。
通常、PC起動時のブートデバイスメニューでBIOSかUEFIかを選択できるようになっています。
前回は、OSをインストールするパーティションを論理ディスクを分割し、2.2TB以下にする事で、対応しました。
UEFIについての詳細は、マイクロソフトの公式サイトを参照してください。
>>UEFI とは(Microsoft)
【UEFIのメリット】※サイトより抜粋
▼ブートキット攻撃に対する起動前 (プリブート) プロセスの保護によるセキュリティの強化。
▼起動時間と休止状態からの復帰の時間の短縮。
▼2.2 TB を超えるドライブのサポート。
そして、この設定が現状どうなっているのかを確認するのに、便利なコマンドがあります。
それは、”msinfo32”です。
コマンドプロンプトなどで実行してもらうと、以下のシステム情報の画面が表示されます。
そこに、「BIOSモード」の項目があるので、そこで「レガシ」となっていたらBIOSモードという事になります。また、UEFIモードの場合は、「UEFI」と表示されます。
OS起動中に確認できるので、便利だと思います。
また、このコマンドはソフトウェアだけでなく、ハードウェアの詳細な情報が確認できるので、とても便利です。