スイッチのアクセスポート(タグなし)でESXiにVLAN tagを設定せずに接続する

スイッチのアクセスポート(タグなし)でESXiにVLAN tagを設定せずに接続する方法について説明します。実はこれまでESXiをスイッチに接続する場合は、対向がトランクポートであることが多くて、アクセスポートを設定したスイッチに接続する機会がなかったのですが、アクセスポートに設定する場合は、スイッチに合わせてタグなしの設定にする必要があるようです。

 

以下は公式サイトの情報の抜粋です。

 

VLAN スイッチ ポートに接続するための仮想スイッチ (ESX/ESXi) 構成
ESXi/ESX 側では VLAN 構成が不要です。
VLAN 0 に属するように ESX ポート グループを設定します。
VLAN の値が 0 の場合は、vSwitch が ESXi/ESX パケットの VLAN タギングを行わないことを意味します。
スイッチ ポートでイーサチャネルが有効になっているかどうかに応じて、デフォルトで発信元の仮想ポート ID に基づいて経路選択するように設定された、仮想スイッチ NIC チーミング ポリシーです。
Cisco スイッチ ポートでイーサチャネルが構成されている場合、仮想スイッチ NIC チーミング ポリシーは、IP HASH に基づいて経路選択するように設定されます。

 

 

物理スイッチ構成(Cisco、HP、DELL など)
物理スイッチ モード アクセス (レイヤー 2)
スイッチ ポート アクセス VLAN タギング (ID)
VLAN インターフェイスの定義
VLAN インターフェイスへの IP 範囲の割り当て
VLAN ルーティングが必要か、VLAN の隔絶 - (VLAN レイヤー 3 ルーティングの記事を参照)
次のコマンドは、Cisco IOS に適用され、VLAN アクセス用のスイッチ ポートが構成されます。
interface GigabitEthernet1/15
switchport (レイヤー 2 スイッチの LAN ポートを構成します)
switchport access vlan vlan_ID (値は、予約済み VLAN を除いた 1 ~ 4094 の範囲の値にすることができます)
switchport mode access (ポートをアクセス ポートとして構成してトランク ネゴシエーションの遅延を防止します)
spanning-tree portfast (初期 STP 遅延の Port Fast を構成します)
次の図はサンプルの EST トポロジです。
 
vSphere/VMware Infrastructure Client または vSphere Web Client 内での構成
vSphere/VMware Infrastructure Client 内でこれを構成するには、次の手順を実行します。
ESXi/ESX Server ホストをハイライト表示します。
構成 > ネットワーク > プロパティ をクリックします。
ポート タブで仮想スイッチをハイライト表示します。
編集 をクリックします。
全般 タブをクリックします。
[VLAN ID] フィールドに、値として 0 または NONE と入力します。これは、VLAN タギングがオフであることを示します。
NIC チーミング タブをクリックします。
ロード バランシング ドロップダウンから、発信元の仮想ポート ID 基づいたルート を選択します。
[有効なアダプタ] のリストに、少なくとも 1 つのネットワーク アダプタがあることを確認します。

 

情報元

サンプル構成 - VLAN アクセス モードおよび外部スイッチ VLAN タギング(EST モード)を介した ESX/ESXi の物理スイッチへの接続 (1004127)

https://kb.vmware.com/s/article/1008001?lang=ja

 

[VLAN ID] フィールドに、値として 0 または NONE と入力することがVLAN タギングがオフであることを示しますとあります。値を入れない場合でも同様の動作となりました。スイッチ側がタグを処理しない場合は、VLAN IDは不要となります。