ESXiに接続できないエラー時 管理エージェントの再起動

ESXiに接続できないエラー時の対処法の一つに管理エージェントの再起動があります。

 

そちらの手順については以下の情報元に記載があります。

 

ESXi の管理エージェントの再起動 (1003490)

https://kb.vmware.com/s/article/1003490?lang=ja

 

症状です

 

・ESXi ホストに直接接続できないか、vCenter Server で管理できない。

・vCenter Server に次のエラーが表示される:

エージェントがホストから仮想マシン作成オプションを取得できないため、仮想マシン作成に失敗することがあります(Virtual machine creation may fail because agent is unable to retrieve VM creation options from the host)

 

目的

ESXi の接続の問題をトラブルシューティングするため、ESXi ホスト上の管理エージェントを再起動します。

警告:LACP が vSAN ネットワークで構成されている場合は、vSAN を実行している ESXi ホストで管理エージェントを再起動しないでください。
管理エージェントを再起動すると、再起動時に ESXi ホストで実行されているタスクが影響を受ける場合があります。
ホスト デーモン hostd サービスまたは services.sh を再起動する前に、ストレージの問題がないかどうかを確認します。

 

 

続いて、解決方法です。

 

ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) から ESXi の管理エージェントを再起動する:

 

1. ESXi ホストのコンソールに接続します。
2. F2 キーを押してシステムをカスタマイズします。
3. root としてログインします。
4. 上/下矢印を使用して、[トラブルシューティング オプション] > [管理エージェントの再起動] に移動します。
5. Enter キーを押します。
6. F11 キーを押してサービスを再起動します。
7. サービスが再起動したら、Enter キーを押します。
8. Esc キーを押してログアウトします。

 

注:また、Host Client を使用してサービスを再始動することもできます。Host Client で、[ホスト] >> [管理] >> [サービス] の順に選択し、再起動するサービスを選択します。

 

ESXi Shell または Secure Shell (SSH) から ESXi の管理エージェントを再起動する:

 

1. ESXi Shell または SSH に root としてログインします。

ESXi Shell または SSH を有効にする方法については、「Using ESXi Shell in ESXi 5.x and 6.x (2004746)」を参照してください。

https://kb.vmware.com/s/article/2004746

 

2. 次のコマンドを使用して、ESXi ホスト デーモンと vCenter Agent サービスを再起動します。
/etc/init.d/hostd restart
/etc/init.d/vpxa restart

 

 

注意:
LACP が構成済みで有効になっている場合は、services.sh コマンドを使用して管理サービスを再起動しないでください。代わりに、/etc/init.d/module restart 再起動コマンドを使用して、独立したサービスを再起動します。
問題が解決されず、services.sh スクリプトの一部であるすべてのサービスを再起動している場合は、スクリプトを実行する前にダウンタイムを取ります。
環境内に NSX が構成されている場合は、ESXi ホスト上のすべてのサービスが再起動されてしまうので、/sbin/services.sh restart コマンドを実行しないでください。ESXi ホストで管理エージェントを再起動する必要がある場合は、vpxa、hostd、および fdm を個別に再起動します。また、管理エージェントごとの再起動が機能しないために /sbin/services.sh restart コマンドを実行する必要がある場合は、すべての仮想マシンを ESXi ホストから移行し、可能であればホストをメンテナンス モードにします。
NSX for vSphere が ESXi ホストにインストールされているかどうか不明な場合は、次のコマンドを実行して確認します。
esxcli software vib list --rebooting-image | grep esx-*
NSX が ESX ホストにインストールされているかどうかを確認するには、次の VIB を探します。

vsip-esx
esx-vxlan
View 環境(VGPU、vDGA、vSGA)で共有グラフィックスを使用している場合は、services.sh を使用しないでください。使用すると、ゲスト OS レベルのグラフィックスを管理する xorg サービスがシャットダウンされます。ゲスト OS からグラフィックスを取り込むと、共有グラフィックスを使用する VDI ワークロードのクラッシュを長期的に引き起こします。共有グラフィックスを使用している場合は、メンテナンス モード以外では、hostd および vpxa を再起動するのみにしてください。

 

ESXiホストに接続できない、vCenterサーバから接続できない場合の対処法の一つですね。