Windows Server 2012 R2でファイルサーバー機能を導入し、共有フォルダを作成しました。
続いて、フォルダのプロパティから「このフォルダーを共有する」にチェックを入れ、アクセス許可で、対象のアカウントに読み取りのチェックを外しても、共有フォルダが見えてしまう。
続いて、「拒否」の「読み取り」にチェックを入れてみましたが、これも共有フォルダが見えてしまう。
うーん、NTFS側の設定かと思い、そちらでも同様のことをしてみましたが、やはり見えてしまう。
共有フォルダを閲覧できないようにするにはどうしたらいいのかと思っていたら、参考になる情報がありました。
アクセス権限の無いフォルダーの非表示
私の考えているような疑問を持つ人の問い合わせが書かれています。
初めまして。当方のシステムです。
サーバーOS; Windows server 2012 essentials
クライアント; Windows 7 pro 64bitアクセス権限のないフォルダーを非表示にしようと思い、サーバーマネージャー 、ファイルサービスと記憶領域サービス の共有 から非表示をしたいフォルダーのプロパティにて ”アクセス許可設定に基づいた列挙を有効にする” のチェックボックスをオンにして管理者以外からは見えないようにしましたが、実際には、見えています。
このチェックボックスオン以外の作業があるのでしょうか?
上記設定も実際に試してみましたが、やはりダメでした。ということで、よくよくその後の文章を見てみると、、、
●"アクセス許可設定に基づいた列挙を有効にする"設定は共有フォルダの「サブフォルダ」が対象である
●共有フォルダのルートフォルダ(「\\SERVER\Share」等)はこの機能の対象でないため、見えてしまうのは正常である
この機能(ABEともいいます)は、共有フォルダのサブフォルダに対してのみ機能しますので、アクセス許可によって共有フォルダのルートフォルダを非表示にすることはできません。したかって直接のご希望をかなえることは、不可能となります。
「アクセス許可によって共有フォルダのルートフォルダを非表示にすることはできません。」とあり、だから非表示にすることができなかったんですね。
ちなみに権限を与えないと、共有フォルダへアクセスはできますが、権限がなくてアクセスできないメッセージが表示されます。
ルートフォルダを非表示にしたい場合は、隠しフォルダにするのも一つの方法かもしれません。ただ、完全に見えなくなるわけではないので注意が必要です。
ABEを利用することで、共有フォルダのサブフォルダは見えなくなるので、この機能を利用するのも一つですね。
共有のトップフォルダを権限の設定で非表示にできないという仕様は初めて知りました。