CentOS8 Linux8 静的ルート、スタティックルートの設定方法についての情報になります。
複数のNICを仮想サーバなどに搭載している場合に、Default Gateway以外に固定ルートを設定したい場合に便利です。
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第21章 静的ルートの設定 Red Hat Enterprise Linux 8 | Red Hat Customer Portal
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デフォルトでは、デフォルトゲートウェイが設定されていると、Red Hat Enterprise Linux は、ホストに直接接続されていないネットワークのトラフィックをデフォルトゲートウェイに転送します。静的ルートを使用して、Red Hat Enterprise Linux が特定のホストまたはネットワークのトラフィックをデフォルトゲートウェイとは別のルーターに転送するように設定できます。本セクションでは、静的ルートを設定するさまざまなオプションを説明します。
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nmcli コマンドを使用して、静的ルートを設定する方法
静的ルートを設定するには、次の構文で nmcli ユーティリティーを使用します。
$ nmcli connection modify connection_name ipv4.routes "ip[/prefix] [next_hop] [metric] [attribute=value] [attribute=value] ..."
このコマンドは、次のルート属性に対応します。
table=n
src=address
tos=n
onlink=true|false
window=n
cwnd=n
mtu=n
lock-window=true|false
lock-cwdn=true|false
lock-mtu=true|false
サブコマンド ipv4.routes を使用する場合は、nmcli が、このパラメーターの現在の設定をすべて上書きします。ルートを追加するには、nmcli connection modify connection_name +ipv4.routes "…" コマンドを実行します。同様に、nmcli connection modify connection_name -ipv4.routes "…" を使用して、特定ルートを削除します。
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以下は設定例です。
nmcli connection modify enp1s0 +ipv4.routes "192.168.122.0/24 10.10.10.1"
以下のコマンドでデバイス名をチェックすることができます。
nmcli device
動作確認はPingなどで疎通試験を実施します。