ながくインフラエンジニアをしていますが、よくWindowsのPCを静的IPアドレスで管理している環境で、IP重複するからネットワークにつなげるときに注意して!という声をよく聴きます。
個人的には、よく聞くフレーズなのですが、基本はWindowsの場合は、アドレスを検知しているので、重複するアドレスを振ってしまった場合は、後からネットワークに接続したPCは、重複すると169.254になるので、すでにアドレスを振られているパソコンへは影響しません。
そういえば、昔のOSは重複しましたというメッセージが出ていた時代がありましたよね。Windows10ではそういったメッセージが表示されなくなりましたが。
この事象について、こういった質問もあります。
静的IPを設定しているWindows7 PCに、169.254系アドレスが設定される RRS feed
以下は質問内容の抜粋です。
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今回質問させていただきたいのはWindows7 PCで静的IPアドレスを設定しているにも関わらず
APIPA、169.254系アドレスが設定されるということです。
環境的にはWindows2008R2 AD配下のPCとワークグループのPCが存在しますが、その両方ともで発生します。
また、Windows Updateは環境の事情から2012年11月頃までしか適用できていませんが
別な言い方をするとWindows7としての環境はほぼ同一ということです。
現象が起こったPCの IPCONFIG /ALL を確認すると。
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DHCP有効:いいえ
自動構成有効:はい
自動構成IPv4アドレス:169.254.xxx.xxx(優先)
サブネットマスク:255.255.0.0
IPv4アドレス:PCで設定しているIPアドレス
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ:PCで設定しているアドレス
DNSサーバー:PCで設定しているアドレス
NetBIOS over TCP/IP:有効
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このような内容です。
静的IPを設定しているのに何故269.254系アドレスがふられてしまうのか?
同様の現象、解決策をご存知の方いらっしゃいましたらご教示お願いいたします。
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続いて回答内容です。
IPCONFIG /ALLを実行した時の、「IPv4アドレス:PCで設定しているIPアドレス」欄に(重複)と表示されていないでしょうか。最近のOS(おそらくVista、W2008)では、静的IP構成でもIPが重複すると無効なアドレスと判定され、APIPAを使用するようです。問題の発生しているマシンのイベントビューアなどにエラーが出ていないかもご確認されたほうが良いかと思います。
上記の動作ですね。
後、重複したアドレスはないのに、、、という場合はネットワークの関連で影響を受けることがあるようです。
リンク先(Cisco Support Community)に書かれている内容を見る限り、L3スイッチでProxy-ARP が有効である時に、代替アドレスや、設定セグメントと違う IP アドレスを設定した場合に発生する現象のように思えます。実際にL3スイッチで接続されているのでしたら、Proxy-ARPを無効にして現象が再現するか試してみる必要がありますね。
色々と参考になりますね。