会社のWEBサーバにIISを利用しているケースがありますが、IISはGUI操作できるので、初心者でも運用しやすいですよね。
最近、サーバ移行関係で色々と作業があるのですが、その中の一つがIISです。以前、同僚がIISを移行しているときは、単純にコンテンツをコピーして終了していましたが、実は、マイクロソフトが推奨している移行ツールというものが存在します。
そのツールの使い方が紹介されているのがこちらです。
Web Deploy ツールを利用した IIS の移行方法
IIS 7.5 から IIS 10.0 へ、といった IIS の環境を別のマシンへ移行する場合にご利用いただけるツールとして、Web Deploy (Web 配置) ツールがあります。
リンク先が古くなっているので、最新の3.6はここからダウンロードできます。
Download Web Deploy v3.6 from Official Microsoft Download Center
Web 配置ツールを使用すると、IIS Web サーバー、Web アプリケーション、および Web サイトの移行、管理、および展開を簡略化できます。管理者は、コマンド ライン スクリプトと Web 配置ツールを組み合わせることにより、IIS 6.0 サーバー、IIS 7.0 サーバー、および IIS 8.0 サーバーの同期化や、IIS 6.0 サーバーおよび IIS 7.0 サーバーから IIS 8.0 への移行を実行できます。また、Web 配置ツールでは、管理者や委任されたユーザーが、IIS マネージャーを使用して、ASP.NET アプリケーションや PHP アプリケーションを IIS 7.0 以降のサーバーに展開できます。
Web アプリケーションを IIS 6.0、IIS 7.0、および IIS8.0 間で移行する作業の簡略化
IIS 7.0 から IIS 8.0 への移行プロセスの開始前に、両バージョン間の非互換性を特定し、推奨される変更を提示することで、移行の計画を簡略化します。発生する可能性のある問題をあらかじめ知っておくことで、是正措置を準備し、移行を簡略化することができます。
サーバー ファームの効率的な同期化
Web 配置ツールを使用すると、ソースと配置先のコンテンツの相違点を検出して、同期化する必要のある変更のみを転送できるので、IIS 8.0 サーバー ファーム全体でサイト、アプリケーション、またはサーバーを効率的に同期化できます。このツールでは、特定のサイトについて同期化対象となる構成、コンテンツ、データベース、および証明書を自動的に特定することにより、同期化プロセスが簡略化されます。また、既定の動作の他に、同期化のプロバイダー (COM、GAC、レジストリ設定など) を追加して指定することもできます。
サポートされるOSが古いのが気になりますが、IIS10が使えるのでWindows Server 2019でもOKでしょう。
サポートされるオペレーティング システム
Windows 7 Professional, Windows 8 Pro, Windows 8.1, Windows Server 2003 Service Pack 2, Windows Server 2008 R2 SP1, Windows Server 2012, Windows Server 2012 R2, Windows Vista, Windows XP
Web Deploy で移行可能な範囲について
Web Deploy を利用した移行により実現可能な範囲は以下の通りです。
a) IIS の構成
b) コンテンツのコピー
一方、アプリケーションの構成により別途対策が必要な部分として以下の要素が考えられます。
c) ユーザーアカウントの作成
d) 必要な役割サービス、.NET Framework 、その他コンポーネントのインストール
e) アプリケーションの動作検証
また、Web Deploy によるコピーが成功した場合でも、アプリケーションの実装や利用されるモジュールのバージョンの差異等により、意図されている動作にならない可能性もありますので、コンテンツのコピーまで完了した後、Web アプリケーションの動作について十分な評価を行ってください。
使用方法などは、フォーラムの情報を確認してください。
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