ApachBenchなどのベンチマークツールではWEBサーバの同時接続数は計測できない

最近、ベンチマークツールでプロキシサーバーの負荷だったり、処理できるセッション数を計測する機会が多いのですが、これって実は同時接続数を計測することができないんですよね。


以前、i-Filterをプロキシサーバーとして導入していて、トラブルシューティングをしたことがあるんですが、ある常時接続をするサービスが原因で、セッション数が大幅に増えるということがありました。


i-Filterはセッション数は利用者の3割程度で算出するという計算でスレッド数を設定していたんですが、Webサイトの閲覧などは、接続してしばらくすると接続が切れますが、サービスによっては、接続が維持されるものがあります。

 


その場合、当然、接続が残るので、最大接続数を知ることが重要になります。商用のプロキシサーバーなら管理画面などでセッション数を設定することが可能ですが、ApachやNginxなどの接続可能な数を計測しようとしたら、Apachbenchなどのベンチマークツールを使うと思いますが、これがすぐにセッションが終了する為、実際の同時接続数が測定できません。


あるプロキシサーバーの最大接続数を測定する機会があり、ベンチマークツールを使ったのですが、その際、1000クライアント、2000スレッドをさばけました。


しかし、実際に接続を維持できる方法で調査を行ったところ、プロキシに設定された値で、新しい接続ができませんでした。接続可能数は1/10以下です。


つまり、ベンチマークツールでは、同時接続数を調査するのは難しいと考えられます。今後のことを考えて、同時接続が調査できるツールを探したいと思いますが、いいものがあれば知りたいですね。