CentOS7 Linux7 NTPDを使用でサービス起動失敗する場合のchronyを無効化する手順

Linux7で新しく導入された時刻同期のしくみがchronyですが、企業によっては実績がないので、これを使わずにNTPDを利用するというケースもあるかと思います。

 

ただ、注意点なのが、NTPDを利用する場合、CentOS7 Linux7では、CHRONYが自動で起動してしまい、サービスがバッティングしてしまい、NTPDのサービス起動失敗する場合がありますというか、実際にNTPDが起動していない事象がありました。

 

この場合、CHRONY側のNTPサーバの指定がされていないことになり、時刻同期に失敗するということになりますので注意が必要です。


そこで、Linux7 chronyを無効化する手順を記載します。参考情報は公式サイトです。

 

 

16.11. CHRONY の無効化

https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/7/html/system_administrators_guide/s1-disabling_chrony


ntpd を使用するには、デフォルトのユーザースペースデーモンである chronyd を停止して、無効にする必要があります。

これには、root で以下のコマンドを発行します。
~]# systemctl stop chronyd

システム起動時に自動的に起動しないようにするには、root で以下のコマンドを発行します。
~]# systemctl disable chronyd

chronyd のステータスを確認するには、以下のコマンドを発行します。
~]$ systemctl status chronyd


chronydは、ntpdより精度が高いと言われているので、これからは時刻同期のしくみとして利用されるケースが増えそうです。