RedHatLinux8からntpdがない、サポートされない chronydの設定が必要になるようです。RHEL7からCHRONYが採用されていましたが、環境によってはNTPDを利用していることもあるかもしれません。
以前、現場でCHRONYは動作が不安定とか言って導入していないところもありましたが、最近では当たり前に利用されるようになっていると思います。
新しい物を導入しないポリシーでNTPDを避けていても、今後はchronyを使用する必要性がでてきました。
まずは公式の情報です。
以下はサイトより抜粋です。RHEL 8 の NTP プロトコルは、chronyd デーモンからしか実装されませんと書かれていますね。
RHEL 7 がサポートする NTP プロトコルには、ntp および chrony の 2 種類あります。
RHEL 8 の NTP プロトコルは、chronyd デーモンからしか実装されません。このデーモンは、chrony パッケージで提供されます。
ntp デーモンは利用できなくなりました。RHEL 7 システムで ntp を使用していた場合は「chrony への移行」が必要になる場合があります。
chrony が対応していない以前の ntp 機能の代わりとなる機能は、「以前サポートされていた設定を chrony で実現」を参照してください。
続いて公式より抜粋したchronyの基本的な使い方です。RHEL8からデフォルトでインストールされているので、あえて追加インストールする必要はありません。
■chronyd ステータスの確認
$ systemctl status chronyd
chronyd.service - NTP client/server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/chronyd.service; enabled)
Active: active (running) since Wed 2013-06-12 22:23:16 CEST; 11h ago
■chronyd の起動
# systemctl start chronyd
■システムの起動時に chronyd を自動的に起動するように設定する
# systemctl enable chronyd
■chronyd の停止
# systemctl stop chronyd
■システムの起動時に chronyd を自動的に起動しないように設定する
# systemctl disable chronyd
■chrony ソースの確認
$ chronyc sources$ chronyc sources 210 Number of sources = 3MS Name/IP address Stratum Poll Reach LastRx Last sample===============================================================================#* GPS0 0 4 377 11 -479ns[ -621ns] /- 134ns^? a.b.c 2 6 377 23 -923us[ -924us] +/- 43ms^ d.e.f 1 6 377 21 -2629us[-2619us] +/- 86ms
slewモードについては以前、RHEL7のときに詳しく記事にしましたが、新しいバージョンで変更点がないかは別途調べておきます。