かなり昔になりますが、Windows Server 2008 R2でXenAppを構築する際に、change user /installをコマンドプロンプトで実行するという慣習がありました。
詳細は以下の公式サイトのURLで確認してください。
RD セッション ホスト サーバーにプログラムをインストールする
以下は抜粋ですが、まとめると、「複数ユーザー環境でアプリケーションをインストールする際は、特殊なインストールモードに切り替えてください」とあります。
--抜粋--
複数ユーザーの環境で動作するようにアプリケーションを正しくインストールするには、RD セッション ホスト サーバーにアプリケーションをインストールする前に、RD セッション ホスト サーバーを特殊なインストール モードに切り替える必要があります。この特殊なインストール モードでは、複数ユーザー環境におけるアプリケーションの実行をサポートするための適切なレジストリ エントリや .ini ファイルが、アプリケーションのインストール処理時に作成されます。
--ここまで--
では実際の手順はどうするかというと、
≪インストールモード切替方法≫
①コマンドプロンプトを起動します。
②以下のコマンドを実行します。
>change user /install
③アプリケーションをインストールします。
④ モードをもとに戻します。
>change user /execute
以上で完了です。
また、RD セッション ホスト サーバーの現在のインストール モードを確認するには、次のコマンドを使用します。
>change user /query
ここを忘れてアプリケーションをインストールすると、正常に動作しない場合があったんですが、そういえば、、、Windows Server 2012以降になって聞かないな~と思ったら、ここにそれらしき回答がありました。
RDS 2012R2 - change user /install(Microsoft TechNet)
本文が英語なので、以下は意訳です。
私はRDS 2012R2 PoC(Office 2003/2010やその他のさまざまなソフトウェア)に、ほとんどのアプリケーションを「change user /install」を使用せずに インストールしました。
1. すべての変更に「change user /install」が必要か、.msiが使用されている場合はCitrixと同様に、モードが自動的に変更されますか?
2.特にOffice 2003/2010で、インストールモードを変更しない場合の影響は何ですか?
3.推奨されるベストプラクティスは何ですか?
RDS 2008には多くの情報がありますが、2012年はほとんど情報がありません。
続いて、回答です。
たとえば、MSオフィスなどのTS対応アプリケーションの場合、RDSがデプロイされていることを自動的に検出し、change userコマンドを実行したかのようにRDSをインストールします。
実際、最新のアプリケーションでは、インストールする前に変更を行う必要はありません。~
最近のアプリケーションが対応してくれているようですね。確かに昔と違い、サーバーで複数同時に使う想定ができてきているからかもしれませんね。その他の日本メーカーの記載もチェックしてみましたが、2016でバグがあってKBを適用する必要があるなどの情報は見つかりましたが、その他は見つからないですね。