vSphere Web ClientでローカルのCD/DVDイメージをマウントできない

vSphere Web Clientを使うと、ブラウザの影響で色々と操作的に問題が起こる事があります。


例えば、IEChromeもそうですが、一部の操作に問題が起こる事があります。


一つ経験したのが、ESXi5.5の環境でvCenterサーバから仮想マシンにローカルのISOイメージを仮想マシンに接続しようして、ファイルは参照できるけど接続できない事象がありました。


こちら、一応KBは出ています。

>>ローカル ディスクの CD/DVD イメージに接続する仮想マシン設定を vSphere Web Client 6.0 で編集できない (2119076)


●vSphere Web Client で、ローカルの ISO イメージを仮想マシンに接続できない。
●vSphere Web Client の仮想マシン設定で、ローカル ディスクにある CD/DVD イメージ (ISO) に接続するオプションが利用できない。


通常、vSphere ClientだとローカルのISOイメージを選択する事もできますし、CD/DVDドライブも選択する事ができますが、vSphere Web Clientでこの問題が発生する事があります。


ちなみに、データストアからのISOイメージの接続、ESXiホストからのCD/DVDドライブの選択は可能です。



ちなみに、KBによると原因は以下とあります。

この問題は、この機能が Netscape Plug-in API (NPAPI) を使用する必要があることが原因で発生します。NPAPI は、最近のすべてのブラウザで廃止されています。

NPAPI の廃止に関する詳細については、Chromium Developers の記事「Saying Goodbye to Our Old Friend NPAPI」を参照してください。

そして、以下が解決方法です。 
 
●ローカル マシンにある ISO イメージに仮想マシンを接続する場合は、次のいずれかのオプションを使用します。
vSphere Client を使用します。
●ローカル ディスクにある ISO イメージに接続する機能を持つスタンドアロン VMRC をダウンロードしてインストールします。詳細については、「Downloading and Installing the standalone VMware Remote Console (VMRC) in vSphere 5.x and 6.0 (2091284)」を参照してください。
VMware Workstation 11 を使用して vCenter Server または ESXi ホストに接続します。

ちなみに、前のバージョンのIE8などで接続を試したら接続する事ができましたので、ブラウザの影響である事は間違いなさそうです。 
 

ただ、多くの場合、IE11を使っているケースが多いと思うので、操作性に影響がでる場合があります。


仮想マシンバージョンを10で作成してしまうと、vSphere Clinetで仮想マシン操作が一部できなくなる問題もあるので、敢えて古いバージョンのIEを使用するのもアリかもしれません。