インターネットに出れない環境などで、構築するWindowsサーバが多い場合に便利なのが、KMSです。
電話認証は電話の音声ガイダンスでキーを聞くだけで5分くらいかかりますので、ちょっとしたコストになります。
そして、KMS導入時によく聞かれる質問の一つがKMSホストが保持するライセンス認証カウントのキャッシュ期間です。
電話認証は電話の音声ガイダンスでキーを聞くだけで5分くらいかかりますので、ちょっとしたコストになります。
そして、KMS導入時によく聞かれる質問の一つがKMSホストが保持するライセンス認証カウントのキャッシュ期間です。
では、KMSを導入する上で必要な簡単なしくみについて書きます。
①KMSクライアントの識別
KMSクライアントには、一意のクライアントID(CMID)が割り当てられます。このIDがKMSホストのテーブルに保存されます。
②KMSクライアントの認証要求の保存期間について
各KMSクライアントから認証要求を受けたKMSホストは、自身のテーブルにCMIDをキャッシュします。この期間は、30日間保持されます。
また、30日以内にKMSクライアントがライセンス更新しない場合、テーブルから削除されます。
③KMSライセンスの認証しきい値
KMS ホストは、KMS クライアントが発行するライセンス認証要求の 2 倍の数の CMID をキャッシュします。
例えば、
Windows7 : 50台
Win 2008 R2 : 10台
つまり、KMSは台数を管理しているというよりは、KMSを利用するうえで問題ない程度の数の認証要求をキャッシュしているにすぎません。
また、注意点として、クライアント数がギリギリの場合は、KMSではなくMAKクライアントとして導入するほうが、運用リスクが少ないといえるでしょう。
認証の作業が楽だからKMSを導入するのではなく、構築する環境(規模)にあった設計をする事が重要ですね!