WindowsServer2019 ファイルの拡張子を表示、非表示にするレジストリ設定方法に関する情報です。
普段、インフラエンジニアとして仮想マシンの展開作業などをすることがありますが、最初に初期設定としてファイルの拡張子の表示、非表示の設定を行うことが多いかと思います。
一般ユーザーにおいても、拡張子で判断させる手順があることがあるので、表示させたい場合があるかと思います。
デフォルトはWindows Server 2019でもWindows10でも拡張子は非表示になっています。
拡張子が非表示だと作業上、不便だったりします。例えば、ぱっと見で拡張子が表示されていないと、バッチファイルなのかテキストファイルなのかすぐに判断できないことがあります。
また、結構前の話ですが、ワードファイルに見せかけたウイルスもあって、実際の拡張子が違うことで判断できるみたいな情報を見たことがあります。長くなりましたが、WindowsServer2019 ファイルの拡張子を表示、非表示にするレジストリ設定方法を紹介します。
これはWindows10でも適用できると思います。まず、コマンド自体はこちらです。
■拡張子を表示
reg add "HKEY_USERS¥test\Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥Advanced" /v "HideFileExt" /t REG_DWORD /d "0" /f
■拡張子を非表示
reg add "HKEY_USERS¥test\Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥Advanced" /v "HideFileExt" /t REG_DWORD /d "1" /f
このレジストリを設定するとログイン中のユーザの拡張子の表示、非表示設定ができます。
そして、仮想マシンの展開作業などをしていて、新規ユーザーにも適用したい場合は、以下のように仮想マシンテンプレートなどに設定しておくと、新規ユーザー、新規プロファイルにも設定が反映されます。
元に戻したい場合の方法も記載しておきます。
■拡張子を表示
reg load "HKEY_USERS\TEMP" "C:\Users\Default\NTUSER.DAT"
reg add "HKEY_USERS¥test\Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥Advanced" /v "HideFileExt" /t REG_DWORD /d "0" /f
reg unload "HKEY_USERS\TEMP"
■拡張子を非表示に戻す
reg load "HKEY_USERS\TEMP" "C:\Users\Default\NTUSER.DAT"
reg add "HKEY_USERS¥test\Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥Advanced" /v "HideFileExt" /t REG_DWORD /d "1" /f
reg unload "HKEY_USERS\TEMP"
インフラエンジニアの方や、社内SEの方は、知っておくと便利かと思います。