WSUS ダウンロード0%から進まない、更新プログラムの検出処理、ダウンロード、インストールできない

WSUSで、ダウンロード0%から進まない、更新プログラムの検出処理、ダウンロード、インストールできないという事象が発生する場合の対処について、マイクロソフトにて対処法が紹介されています。WSUSでよく聞くトラブルは、IISのWSUS Poolが落ちてしまうことですが、これはチューニングをすれば解決します。環境によってはメモリのサイズを大きくする必要がありますが。

 

そして、フォーラムにも、WSUS管理下のWindows 10のクライアントからWindows Updateを実施すると「利用可能な更新プログラム」が表示されダウンロードを開始するが、状態が「ダウンロード中 -0%」より進まないという情報もあります。

 

この場合、以下の情報が参考になることがあります。

 

Windows Update クライアントの情報をクリアにする手順

https://docs.microsoft.com/ja-jp/archive/blogs/jpwsus/windows-update-3

 

こちらの対処法は、エラーや発生事象別に原因を特定して対応するということを目的としたものではなく、とりあえずうまく動かない状況に直面したらまずはこれをやってみようというものなので、まずは原因が不明なら試してみるということになります。

 

実施する場合の注意事項です。

 

・[更新履歴の表示] の情報がクリアされます。(作業履歴の情報ですので 現時点の適用状態や今後の適用動作には全く影響ありません)
・過去クライアント側の操作によって「非表示」設定(処理対象から除外)していた更新プログラムが存在する場合は、その設定が解除されます。
・次回 WSUS にアクセスした際にキャッシュされていた情報を再ダウンロードします。 そのため、同時に多数の端末が実施した場合にはネットワークの負荷が発生する場合があります。

 

 

SoftwareDistribution フォルダーのリセットと BITS ジョブのクリアをすることで解決したという内容がありますので、トライしてみるのも一つの方法です。

 

実施ステップは以下になりますが、手順が多いので、詳細な手順は、上記URLにアクセスして確認してみてください。

 

a) 自動更新サービスと BITS サービスの停止
b) SoftwareDistribution フォルダーのリネーム
c) BITS のジョブを削除
d) 自動更新サービスと BITS サービスの開始
e) 更新プログラム検出の確認