Dell Server ディスク初期化の項目がない、初期化できないのはRAIDの設定だった

DELLのサーバで使っているサーバを再構築する場合や、再利用したい場合に、ディスクを初期化したいということがあると思います。ちなみに、初期化せずに進むと、利用可能な空き領域がないとなるケースなどもあります。


そこで、DELLのサーバでiDRACを使ってディスクを初期化する手順を紹介します。


手順は公式サイトより抜粋。

http://www.dell.com/support/manuals/jp/ja/jpdhs1/dell-idrac-service-module-2.1/idrac8_2.10.10.10_ug-v2/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BB%AE%E6%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E7%AE%A1%E7%90%86?guid=guid-e87eb404-5989-4b17-824b-1822f145ff0d&lang=ja-jp

 

------
『ウェブインタフェースを使用した仮想ディスクの管理』
①iDRAC ウェブインタフェースで、 概要 > ストレージ > 仮想ディスク > 管理 に移動します。 仮想ディスクの管理 ページが表示されます。

②コントローラ ドロップダウンメニューから、仮想ディスクを管理するコントローラを選択します。

③1 つまたは複数の仮想ディスクの場合、各 処置 ドロップダウンメニューから処置を選択します。 仮想ドライブに複数の処置を指定できます。処置を選択すると、追加の 処置 ドロップダウンメニューが表示されます。別の処置をこのドロップダウンメニューから選択します。選択された処置は追加の 処置 ドロップダウンメニューには表示されません。また、 削除 リンクが選択された処置の隣に表示されます。このリンクをクリックして、選択した処置を削除します。


初期化の場合は、以下のどちらかを選びます。基本は「初期化:完全」を選択。

初期化:高速 - 物理ディスク上のメタデータが更新され、それにより、すべてのディスク容量が今後の書き込み操作に使用できるようになります。初期化オプションは、物理ディスク上の既存の情報が消去されないのですぐに完了できますが、今後の書き込み操作により、物理ディスクに残された情報が上書きされます。

初期化:完全 — 既存のデータとファイルシステムがすべて消去されます。
注:初期化:完全 オプションは PERC H330 コントローラには適用できません。


④操作モードの適用 ドロップダウンメニューから、設定を適用するタイミングを選択します。

⑤適用 をクリックします。 選択した操作モードに基づいて、設定が適用されます。
----

 

 

DELLのサイトによると、、前にデータが保存されていたドライブには、完全初期化を実行することが常に推奨されるとのことで、完全初期化は、1 GB あたり 1~2 分かかる場合があるそうです。100GBで100分~200分。これってディスクサイズによりますね。


また、初期化の速度は、コントローラのモデル、ハードドライブの速度、およびファームウェアのバージョンによって異なりますとのことなので、SSDであればもっと早いかもしれません。


そして、Dell Server ディスク初期化の項目がない、初期化できないのはRAIDの設定だったということもあります。RAIDの設定がされていないディスクがあって、なぜかiDracから初期化の設定ができませんでしたというか、初期化の項目がでませんでした。


その後、RAIDで仮想ディスクを作成することで、ディスクがきれいになり、サーバの再構築ができるようになりました。最近は仮想サーバーばかりで物理サーバーを触る機会がなくなて忘れることが多いですね。