Hyper-V 2019 標準WindowsServerバックアップでホストOSのリストア、復旧についての情報になります。
VMwareのESXiなどは復旧時に新規でインストールするという方法をとることがあるかもしれませんが、Hyper-Vの場合は、ホストOSがWindows Serverなので標準機能によるバックアップができるようです。
情報元はこちら
Hyper-V利用時にWindowsServerバックアップでホストOSのみ回復が可能か
以下は質問内容の抜粋です。
WindowsServer2019にHyper-Vをインストールしその上にWindowsServer2012を稼働させたいと考えています。
2019のホストOS上でWindowsServerバックアップを用いてバックアップを取りたいのですが、
その場合ホストOS環境のみを回復させることは可能でしょうか。
C:ホストOSのシステム環境
D:ホストOSで稼働のアプリケーション類
E:Hyper-Vの仮想ハードディスク保存場所
CドライブとDドライブのみ復元させるなどしてEドライブのゲストOS環境に影響なくホストOS環境のみ回復が出来れば理想です。
Hyper-Vを構成する場合は、上記のように仮想マシンの保管先はシステム領域と別にしたほうがいいですね。
続いて回答内容です。
可能かと思います。復旧方法はベアメタルリカバリで復旧させたいかと思いますが、バックアップの取得対象をベアメタル+Cドライブ,Dドライブを選択しておけば、ベアメタルリカバリ時にCドライブとDドライブが復旧され、Eドライブはそのままになるかと思います。(復旧時にベアメタルリカバリのオプションでフォーマットするオプションにチェックを付けると、フォーマットするディスクを選択できるのですが、ディスクが一本の場合はEドライブがフォーマットされる可能性があるので注意が必要です。)
Cドライブ、Dドライブ、Eドライブでバックアップを取得している場合は、ベアメタルリカバリ時のオプションでシステムドライブのみ復旧させるオプションがあるので、Cドライブのみをベアメタルリカバリで復旧させた後にオンラインでDドライブを復旧させるとかになると思います。(CドライブとDドライブの整合性があっていないと動かないアプリとかであれば復旧しても動かない可能性があるので注意が必要です。)
個人的に上記を実際に動作検証したことがないので、あくまで参考として実際にバックアップリストア検証をすることが重要ですね。
公式のHyper-Vのバックアップについての情報は以下を参考にしてみてください。
Hyper-V 仮想マシンのバックアップ | Microsoft Docs
ホストOSとゲストOSについての説明があります。