仮想マシンのCPU使用率100%でリモートデスクトップ接続に失敗 VMware Toolsハングアップ

VMwareの仮想化基盤の環境で、めったにないのですが、たまにリモートデスクトップ接続ができなくなったという問い合わせを受けることがあります。そういった場合、まずはPingに応答するか確認することが多いと思います。

 

一番早いのは仮想マシンの状態を確認することですが、仮想マシンコンソールに無事ログインできても操作ができない、画面が重いということがあります。そこでタスクマネージャーでリソース状況を確認するとCPUの使用率が異常に高いケースがあります。

 

以前はそもそも仮想マシンコンソールからログインすらできず画面が黒いままという状態もありました。この場合、OSがフリーズしていると、当然、VMware Toolsも応答しなくなるので、仮想マシンの再起動ができなくなります。

 

 

この状態になれば、リセットするなど、強制的に停止をする必要がでてきます。その為、仮想マシンのリソースの割り当ては慎重に行う必要がありますし、リソースをたくさん使うシステムなら負荷試験などをしたほうがいいでしょうね。

 

仮想マシンコンソール、VMRCが黒い画面で固まる状態になって、しばらく放置しても復旧しない場合は、強制停止の判断が必要になります。

 

メモリも同様に使用率があがると動作が重くなる原因となるので、CPUと合わせて適正な値にする必要があります。後、過去の経験であったのが、仮想マシンの負荷があがりすぎて、ESXiホストへ影響があると、その他の仮想マシンへの影響もでてくるので、注意が必要ですね。