Hyper-Vで仮想マシンが見つからない、仮想マシンの作成時に エラー0x800704C8、0x80070037、または0x800703E3がでることがあります。運用中にこんなエラーがでたら相当焦りますが、これについての参考情報があるので紹介します。
こちら
仮想マシンが見つからない - Windows Server | Microsoft Docs
Hyper-v 仮想マシンを作成または起動しようとすると、次のいずれかの問題が発生します。
次のいずれかのエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージ1
ユーザーがマッピングしたセクションが開かれているファイルに対して、要求された操作を実行することはできません。 (0x800704C8)
エラーメッセージ2
VMName ' Microsoft 代理イーサネットポート (インスタンス ID {7E0DA81A-A7B4-4DFD-869F-37002C36D816}): "指定されたネットワークリソースまたはデバイスは使用できません" というエラーが発生し、電源をオンにできませんでした。 (0x80070037).
エラーメッセージ3
スレッドの終了またはアプリケーションの要求のために、i/o 操作は中止されました。 (0x800703E3)
仮想マシンが Hyper-v 管理コンソールから消去されます。 これらのエラーは、次の Hyper-v ホストオペレーティングシステムに適用される場合があります。
Hyper-V Server 2008
Hyper-V Server 2008 R2
Hyper-V Server 2012
Hyper-V Server 2012 R2
原因
この問題は、Hyper-v 仮想マシンファイルを監視するようにリアルタイムスキャンコンポーネントが構成されている場合に、親パーティションにインストールされたウイルス対策ソフトウェアが原因である可能性があります。
除外に関する情報はこちら
Hyper-v ホストの推奨されるウイルス対策の除外 - Windows Server | Microsoft Docs
注意点
●Hyper-v 管理コンソールに仮想マシンが存在しない場合は、ウイルス対策除外を構成してから、Hyper-v 仮想マシン管理サービスを再起動する必要があります。
●エラーコード0x800704C8 が表示された場合は、仮想マシン構成ファイルが破損している可能性があります。 このエラーが表示され、Hyper-v 仮想マシン管理サービスを再起動しても問題を解決できない場合は、仮想マシンをバックアップから再作成するか、バックアップから復元する必要があります。
ウイルス対策ソフトが原因でこういった事象が発生することがありますが、そのほか、クラスター関連の問題も引き起こした要因もありますので、除外設定はしっかりと調べて設定しておく必要がありますね。