Hyper-V 仮想マシンの自動ライセンス認証 (AVMA)が運用が楽になって便利機能

Windowsサーバーを構築する場合に、オフライン環境でライセンス認証するのって意外と面倒ですよね。以前、100台近いサーバーを構築した時に、すべて電話認証したことがあって、まさに地獄のような作業でした。


サーバーの台数が多くてインターネットに接続できない環境であれば、KMSホストのサーバーをたてると便利です。


そして、最近は仮想化基盤でHyper-Vを利用しているケースが増えていると思いますが、Hyper-VホストがDatacenterエディションの場合は、仮想マシンの自動ライセンス認証 (AVMA)が便利です。


参考情報はこちら。

仮想マシンの自動ライセンス認証 | Microsoft Docs

 

適用対象: Windows Server 2019 では、Windows Server 半期チャネルでは、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2

 

AVMA を使用して、切断された環境であっても各個々 の仮想マシンのプロダクト キーを管理することがなく、適切にアクティブ化された Windows server 仮想マシンをインストールできます。 AVMA では、ライセンスの仮想化のサーバーに仮想マシンのライセンス認証をバインドし、起動時には、仮想マシンをアクティブ化します。 AVMA では、仮想マシンのライセンスの状態の履歴データの使用状況に関するリアルタイム レポートも提供します。 レポートや追跡データは仮想化のサーバーで利用できます。

 

 

この機能を使う事で、Hyper-V上の仮想マシンは自動でライセンス認証されます。設定は簡単で、キーを入力するだけでライセンス認証されます。


今は2019のサーバもでてきていますが、2016を導入する機会が多いと思いますので、2016のAVMA用のプロダクトキーを記載しておきます。

 

Datacenter TMJ3Y-NTRTM-FJYXT-T22BY-CWG3J
Standard C3RCX-M6NRP-6CXC9-TW2F2-4RHYD


コマンド「slmgr /ipk」でキーを入力するだけで完了です。


例として、2016のスタンダードエディションのAVMAキーを入力するコマンドです。

# slmgr /ipk C3RCX-M6NRP-6CXC9-TW2F2-4RHYD

 

実際にHyper-V環境で利用してみましたが、自動的にライセンス認証がされました。KMSホストも不要ですし、Hyper-V上で稼働するサーバのライセンス認証にはいいですね。


上記はゲストOS上で設定します。便利な機能なので活用してみてください。