WindowsXPから導入されたプリフェッチと Vistaから導入されたスーパーフェッチの機能。
プリフェッチサービスの説明として、”長期間にわたり、システム パフォーマンスの維持および向上を図ります。”とあります。
この機能の説明として、マイクロソフトのサイトで情報が見つけられなかったので、wikiで。
>>Windows SuperFetch(wiki)
まず、この機能ですが、 簡単に言うと、起動するアプリケーションをメモリに事前に読み込んでおいて、アプリの起動を早くするといったものです。
そして、気にすべきはその利点と欠点ですね。
利点・アプリケーションの起動速度の向上、全体的なレスポンスの向上・空きメモリの有効活用
欠点・メモリキャッシュの容量が増加する分、キャッシュの計算にCPUの時間を取られるのでCPUの稼働率が上がる(消費電力の上昇)。・空きメモリ容量が十分でない場合、効果が出ない場合がある。・OSの起動直後は、SuperFetchの先読み動作により、かえってアプリケーションの起動に時間が掛かる場合がある。
ちなみに、VMware Viewなどのリンクローンで展開するVDI環境において、Windows のプリフェッチとスーパーフェッチの機能を無効にすることによって、プリフェッチ ファイルの生成と、プリフェッチやスーパーフェッチの動作に関連したオーバーヘッドを回避できるそうです。
この操作によって、リンク クローン デスクトップの拡大を抑え、フル仮想マシンやリンク クローン上の IOPS を最小限にすることができますので、VDI環境の場合は、本機能を無効にするのが推奨ですね。
この操作によって、リンク クローン デスクトップの拡大を抑え、フル仮想マシンやリンク クローン上の IOPS を最小限にすることができますので、VDI環境の場合は、本機能を無効にするのが推奨ですね。
【Windows 7でプリフェッチとスーパーフェッチの機能の無効化する手順】
①Windows 7に管理者権限でログインします。
②「スタート」-「プログラムとファイルの検索」で「regedit」を入力し、レジストリエディターを起動します。
③ [PrefetchParameters] という名前のレジストリ キーに移動します。
※場所
②「スタート」-「プログラムとファイルの検索」で「regedit」を入力し、レジストリエディターを起動します。
③ [PrefetchParameters] という名前のレジストリ キーに移動します。
※場所
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥Session Manager¥Memory Management¥PrefetchParameters
④[EnablePrefetcher] と [EnableSuperfetch] の値を 0 に設定します。
⑤ [スタート] - [コントロール パネル] - [システムとセキュリティ] - [管理ツール] をクリックします。
⑥ [サービス] をダブルクリックします。
⑦ [Superfetch] サービスをダブルクリックします。
⑧ [(ローカル コンピューター)Superfetch のプロパティ]で、 [停止] をクリックします。
⑨ [スタートアップの種類] メニューで、 [無効] を選択します。
⑩ [OK] をクリックします。
以上で設定が完了です。また、最近のパソコンはハードウェアのパフォーマンスが向上しているそうなので、無効にしても問題なさそうです。