自宅のWindowsのネットワークのプロパティを見ていると色んな項目に最初からチェックが入っていると思います。最初からチェックが入っているので使う機能なのかと気になりますよね。
そこで、Windows10のネットワークのプロパティにあるlink layer topology discoveryとはなんなのか調べてみました。そもそも無効にしてもいいのかも気になりますよね。
情報元はこちら。
第4回 Windows Vistaが搭載する近隣探索プロトコル「LLTD」
https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20071023/285275/
レイヤー2のプロトコルで近隣ノードを自動検知する仕組みはCiscoのネットワーク機器で有名ですが、マイクロソフトも提供している。Windows Vistaから搭載している「LLTD」(link layer topology discovery)がそれにあたるそうで、「コントロール パネル」で「ネットワーク マップ」を起動したときに表示されるトポロジはLLTDで取得した情報を基に描画しているとのこと。
最近はセキュリティの観点で、Ciscoのネットワーク機器でもLLDPを無効にすることが多いので、この機能であれば、設定する必要はなさそうですね。
Vistaは探索フレームをブロードキャストで送信する仕組みになっており,Responderが管理情報を返す。VistaがLLTDの探索フレームをブロードキャストで送信すると,LLTDのエージェント機能(Responder)を搭載したネットワーク機器などが管理情報を返信する。その情報を基にネットワーク構成などを表示する。
MapperとResponderがやり取りする情報は,機器のデバイス名,IPアドレス,無線LANの情報(対応する通信規格,利用しているSSID/BSSID),管理URL,マップ上に表示するアイコンのイメージなど。これらはネットワーク マップのプロパティで確認でき,管理URLをクリックした場合は設定画面を表示する
また、Vistaは探索フレームをブロードキャストで送信する仕組みをとっているとあり、不要な通信が発生するというデメリットもありますね。
LLTDは企業での利用は想定していないそうで、VistaがWindowsドメインの配下に所属している場合はLLTDが無効になるとのこと。気になるのがドメイン所属時のプロファイル単位なのか、PC全体に適応されるのか気になりますね。
無効化自体は問題なさそうですが、ネットワークのプロパティにあるチェックを外すだけでOKなのか別途、調べてみたいと思います。